ボナさんの北海道の釣り三昧II(休養中)

投げ釣り主体に北海道の沿岸に出かけます。夏にはフナや鯉釣りも。

待ちに待った薬学用語辞典

2012-03-27 13:16:03 | 釣り
のびのびになっていた「薬学用語辞典」がやっと発行され、出版社から送られてきた。基礎から臨床まで100名を越す執筆者の汗の結晶です。校正に校正を加え、更に他の分担執筆者との兼ね合いとか、ダブリの調整で編集者は大変だったと思う。

何度か、話題に出ている薬学部。最近4年制から6年制にかわった。医学の進歩、専門分化、医薬品の進歩などに加えて医療界のIT化が進んだ。基礎から臨床医学の知識まで幅広く薬剤師に求められる範囲が拡大した。4年制で教えられる範囲では他の医療職との議論に堂々と渡り合えるのか、ということもあった。

患者への薬の説明では、ベットサイドまで出向いて使用薬物と病気の話との関連も出てくる。抗がん剤や種々の製剤の調合、無菌化など要求はどんどん細部まで及んできた。はじめに造られたのは「薬学生のための医学知識」の筈であったが、急激に進歩する医療技術や新薬、副作用と薬ならびに生体の反応など、介護の用語も加わって知っておくべき新知識が目白押しとなり、薬学全体の用語を洗いなおして辞典になった。

素晴らしい内容で、薬学部の参考書の域を超えて研究室、薬局、病棟や外来などでも使える辞典であると太鼓判を押したい。私の執筆部分について協力していただいた薬学部の先生方に送ってお礼にしたい。医釣会の準会員は薬学出身者が多いので彼らにも、今後読んで貰いたい内容になった。大きさは写真のように丁度手頃で座右の書になると思う。