お盆に入り、寝転がって、湊かなえの「往復書簡」を読んだ。ミステリーフアンなので学校の先生だったであろう著者が、どのように自分の経験を料理するのか、興味があった。三篇のミステリーの中でも「20年後の宿題」は、深刻で、自分なら、こんなに簡単に割り切れるのだろうかと思ったりもしていた。
往復書簡のやりとりが進むうちに色んな背景が明らかにされていく仕立てのアイデイアも目新しかった。この「20年後の宿題」を原案にした映画「北のカナリヤ」は、脚本家と映画監督によって、どのような姿に調理されて出来上がって来るかが見ものである。吉永小百合の出る映画は殆どみているので、首を長くして待っている。
「北の零年」の脚本家と吉永小百合がもう一度北海道を舞台にして映画を撮りたいとかで実現したようだ。小説から想像もできない北海道が舞台として設定され、最北の島、礼文島が選ばれている。リランさんの故郷だ。
一つの事件も遭遇した人によって異なった容で長く尾を引くもの。ひとりひとりに長い期間を置いて伺ってみなければ分からない真実が隠されている。「藪の中」のように、傍のものがワケ知り顔で語れない重いものなのだろう。何度か釣りバスで6月に利尻を訪れD上さんとレンタカーをシェアーしているが、礼文島に行ったことはない。今度は是非、花の美しい時期に礼文島を訪れてみたいと思っている。
往復書簡のやりとりが進むうちに色んな背景が明らかにされていく仕立てのアイデイアも目新しかった。この「20年後の宿題」を原案にした映画「北のカナリヤ」は、脚本家と映画監督によって、どのような姿に調理されて出来上がって来るかが見ものである。吉永小百合の出る映画は殆どみているので、首を長くして待っている。
「北の零年」の脚本家と吉永小百合がもう一度北海道を舞台にして映画を撮りたいとかで実現したようだ。小説から想像もできない北海道が舞台として設定され、最北の島、礼文島が選ばれている。リランさんの故郷だ。
一つの事件も遭遇した人によって異なった容で長く尾を引くもの。ひとりひとりに長い期間を置いて伺ってみなければ分からない真実が隠されている。「藪の中」のように、傍のものがワケ知り顔で語れない重いものなのだろう。何度か釣りバスで6月に利尻を訪れD上さんとレンタカーをシェアーしているが、礼文島に行ったことはない。今度は是非、花の美しい時期に礼文島を訪れてみたいと思っている。