ボナさんの北海道の釣り三昧II(休養中)

投げ釣り主体に北海道の沿岸に出かけます。夏にはフナや鯉釣りも。

減気玉にも元気を貰って

2012-09-18 08:50:19 | 釣り
台風のエネルギーは大変なものですね。干潮に向かってもうねりはいや増して恐ろしい位でした。沖から屏風のような白波が幾重にもなって日勝大和の堰堤に押し寄せました。同行したNさんは、シャワーだは、と喜んでいましたが、北見からの参加で竿を上げて寝てしまいました。私を心配して同行してくれたことに感謝して私は黙々と釣っていました。

船上げは沖から深みが続いていますので、コンブや藻の切れ端は、満潮に向かっての潮込みにつれて島状の塊になって釣りどころではありませんでした。この塊は、釣り人のやる気を無くすので3ちゃん命名の「減気玉」がぴったりです。

堰堤の上からよく見ると、減気玉が周りの磯ゴミを吸収して固まりを大きくしていくと、不思議なことに、ゴミの集積箇所が固定化して空いた場所が出来てきました。この隙間に狙って両天秤のアカハラ仕掛けでダブルダブルでうぐいちゃん達を上げることができました。減気玉も釣り場を作ってくれているのです。生き物がいないような底あれとうねりと濁りの中でも、うぐいが釣れると元気が回復します。

時に立派なコンブも上がってきましたが、不本意でもそのままにしておくと、密漁扱いされますので、すぐに海に返していました。釣り場のゴロは干したコンブに匂いが着くと売り物にならないと漁師が嫌いますので、海水をバケツですくってタオルでゴロ汁を吸い上げて清掃していました。コンブ干し場の片隅で釣りをする時の礼儀です。