ボナさんの北海道の釣り三昧II(休養中)

投げ釣り主体に北海道の沿岸に出かけます。夏にはフナや鯉釣りも。

無理はしていきますよ

2012-03-21 11:35:53 | 釣り
新薬は、多くのひとに使われるようになって初めて分かる副作用もありますので、発売されてから副作用などの経過観察などの為に長期間投与の処方箋は切って貰えません。ご存知のように、本人が診察を受けないと処方箋は出ません。それで、2週間に一度は病院を訪れねばなりません。

私は、若いころ肝炎で入院したことがあります。しばらく眠っていた肝炎が抗がん剤の治療で起き出すのではないか、と気になっていました。いつも診て貰っている消化器の専門医が、痛風の薬で肝機能障害が出る場合もあり、劇症肝炎を惹起した例もあるのでいままで使っていた高尿酸血症の治療薬を止めましょうと、新しい薬に替えてくれました。この新薬は、小樽で外来の患者にも使っていました。

その患者さんも、2週間ごとというのは、勤め人にとってはツライネ、と言っていたのを聞いていました。4週間分出せるまでの1年間の辛抱だから、と慰めていましたが、我が身に降りかかってきました。私の場合は、週に2度の非常勤勤務医ですので、2週間ごとに病院に行くのはそれほどの苦労ではありません。医師の国保は、診療制限があって、自分の勤務している病院でかかれませんので、むしろそちらの方が面倒です。

掛かりつけの病院にも、調剤薬局にも知り合いが沢山おりますので、皆の笑顔や頑張っている姿が眺められるし、私が元気に通院している姿を見せることもできるので良しとしております。ブログも同じように、毎日更新していると、昨日の女流釣り名人3ちゃんなど時々知り合いがコメントを述べて呉れます。世間と繋がっていると実感できることが、がん患者のQOLの改善に役だっているのです。「気をつけてね、無理はしないでね」と言われますが、今朝のテレビのがん患者のリハビリのように、無理をしないと昔の状態にいつまでたっても復帰できませんから、誰かさんと同じ回答で無理はしていきますよ、と胸の中で思っています。

雪の中の彼岸参り

2012-03-20 18:48:48 | 釣り
留萌に住む妹の娘(姪)、今は結婚して札幌に住んでいるが、春の彼岸の恒例行事になって、婿さんが真駒内滝野霊園の墓のまわりの雪を掘ってくれている。妹の家の墓と背中合わせにうちの墓があるので、きれいに雪をあけてくれた。丁度、彼岸なので、無事手術を終えて生きて還った報告をしようと出かけた。

墓に通じる道は、頭までの深さの雪、誰かが開けてくれたのだろう。昇ってみると、墓の頭しかみえない。あたりをつけて雪に埋まらないように歩いていくと、一坪ほどの穴が開いたように掘ったのが見つかった。妹の家の墓だった。それから数メーター離れた穴はうちの墓だった。モト君ご苦労様でした。ありがとう。

私は、両親へ守ってくれたことへのお礼を述べて花を2軒の墓に飾ってきた。娘一家の墓も同じ霊園の近くに建てたのだが、雪の中、でギブアップした。身体が震える程の風と粉雪が舞っていた。管理棟は、沢山の墓参りの人々で混雑していた。墓は食べ物は持ち帰るルールなので、お供えに持って行ったおはぎを食べ、汁ものとして醤油ラーメンを取った。昨年10月以来、初めてのラーメンなので、慎重にカミさんに小丼に半分小分けした。すすらずに、かみしめて食べた。寒い所から避難してきたので、尚更においしかった。

昨夜は、カミさんの姪が横浜から高校に合格した娘さんを連れて義弟のお彼岸に訪れて呉れた。義弟が、大学病院を抜け出してタクシーで食べに来た(これが最後の食事になった)が、時間でスープが飲めなかったという因縁のGホテルの中華に一緒に出かけた。釣り友のA山シェフは、義弟が飲み損ねたスープをサービスで用意してくれていた。写真は、女性陣のデザート。



がん患者の長生き作戦

2012-03-19 10:33:06 | 釣り
私は、毎日出題される「www.m3.com」の"SmartesDoc"(医療クイズ)を毎日解いております。統計の問題が多いのが難点ですが、常識としてこの位かなと自分の予想をぶっつけて凌いでいます。小樽の職場でも友人のS先生は、当直の朝4時から眺めているとのことです。看護師さん薬剤師さんはじめ医師以外にもいろいろの職種の方が挑戦しています。

最近は消化器系が多くなって、今朝の問題も大腸がん患者の長生きしている方の特徴はどれか、という問題でした。「通常の医療資源を利用」している、「過去12カ月間にインフルエンザの予防注射を受けた」とか「子宮頸部細胞診、乳房撮影またはPSA(前立腺特異抗原)検査により癌検診を受けた」のほか、「これらのすべて」から選ぶのでした。

正解は、「これらのすべて」でした。臨床試験に参加した長期結腸直腸癌生存者は、一般集団より日常的な予防的ケアおよび癌検診を受ける傾向が強く、癌の検診受診率が高かった、というものです。私も、定期的に1ケ月に1回は採血して腎機能、肝機能、尿酸値、貧血や血液の凝固能などを調べています。3ケ月ごとに腫瘍マーカーの採血、6ケ月ごとにCTなど、1年ごとに大腸内視鏡検査を受けていく臨床試験にのっています。この生き方は、ほかのがん患者の長生きにも通じると思います。がんを意識して生きるのは、悪くはないのです。釣りを続けたいというモチベーションもいい方向だと思いますが・・

健康保険で受診できる大腸内視鏡検査、癌胎児性抗原検査およびCTスキャンによる癌検診が、最も優れた予測因子でした。しかし、特異的に、 これが一番フォローするのに役立つ、「結腸直腸癌の調査監視と一様に関連する要因はなかった」ということです。カミさんから「恥かしいから家の内輪までかかないで」と言われる位、日常の食生活などを洗いざらいブログに書き皆さんにコメントを戴き自分にプレッシャーをかけている生き方は悪くはない、ということが分かりました。これからも、注視してコメントをお願いしますね。今日の問題は、Kunitake H, Zheng P, Yothers G, et al. J Clin Oncol. 2010;28(36):5274-5279.
「SmartestDoc米国版」より出題されたものでした。

絶滅危惧種の釣り会

2012-03-18 10:38:55 | 釣り
小樽から帰って、娘や近所のカミさんのお茶のみ友達に土産を届けました。カミさんはマガレイを捌いてベランダに干して疲れたのか遅い昼寝をはじめました。

私は、午後5時からの交綸会総会に持って行くアカハラ賞のカップや、フナ賞のカップが見つからないので家探ししていました。札幌で一番古い釣り会の伝統あるカップ(前にこのブログに写真を載せました)で箱の方は、いつ崩れ落ちても不思議ではない代物です。受けた年間魚種別身長賞の受賞者は、名前が書かれたひらひらが縛り付けられて光栄であるとは思っていますが、どこに置いて置くべきか悩んでいます。

釣りバスを運行させたり、年間賞を競うことをやめた釣り会も出ています。平均年齢の一番高い交綸会は、会員数20名を切りました。ちなみに、20代の若者が増えていますので、一番平均年齢の若い釣り会は医釣会と思います。交綸会には97歳の伊藤翁を先頭に、後期高齢者が10名以上います。

札幌で一番古いというのは、歴史に残るかもしれませんが、交綸会がなくならない限り、他の会は抜くことは出来ない訳です。年会費を集めなくとも、自弁でバスは走らせなくとも釣り会の名前を残して結束して釣りを楽しむことはできるのですから、智恵を絞って生き抜いて行くと思います。私も生きている間は絶滅危惧種相当の釣り会保全に努めたいと存じます。

小樽までドライブ

2012-03-17 15:07:35 | 釣り

家の周りも雪割りが進んできました。術前後から半年ぶりに小樽まで車を運転して行きました。「これじゃ、車でこれるね」私の車通勤に反対していた娘とカミさんですが、高速道路の上に雪がほとんどないのを見てのカミさんの感想です。低気圧が来ていますので、私は釣る積りはなく、ヘチ釣りの実情を見物する目的でドライブの実験を兼ねていました。

南防波堤の基部は雪がこんなに積もったままです。まだ、駐車場に車で入れません。小樽開発建設部の除雪が行われていて、近辺に駐車するのは危ない感じです。レッカーされるかもです。風が後ろから激しく吹いて、「ひどいヤマセだ~」と、釣り人は皆逃げ出してきました。1-2枚釣れたようですが、様子伺いの方ばかりでした。

時化てきて、先端にカタマッテいた釣り人も逃げ帰ってきました。私は、基部から写真を撮るだけにしました。先端に向かうのは、波が被りだしたので危険だと判断しました。カミさんは、好奇心で防波堤に上がってきましたが、帽子も飛ばされそうな強風にさっさと逃げ出しました。水温が低くても産卵は同じ時期のようです。職場に原稿を取りに寄って、南樽市場で買い物をしました。

焼きガレイが好きなので、干して食べるのに良さそうな大きさのマガレイを買い、干した宗八は大きさの違うのを、干したなめたは大きいのを袋一杯に買いました。塩したます子、ひと塩のウニ、紅葉子と痛風によくないのも買いそろえました。むしりカレイ、コンブのほかに、ニシン漬け、ナス漬けと揚げていたかまぼこまで買ってました。おいしいものは、カミさんの友達用にもお裾分けです。昔釣り帰りに寄った朝里のそば屋は健在でした。またカレーそばを食べてきました。留守に娘が案内してきたのか、妹や姪が顔をだしたようで、留萌のおいしいものも冷蔵庫に入っていました。姪の婿さんは恒例になっている彼岸の墓周りの雪かきに行っているようでした。ご馳走様、ご苦労様。

3ケ月点検無事でした

2012-03-16 13:43:53 | 釣り
今日は3ケ月点検の日、腫瘍マーカーなどの検査を受ける日。臆病な私はよく眠れずに朝を迎えた。10時半までに採血を済ませ結果が出る12時半に診察を受ける事になっているので、朝食を抜いて早めに家を出た。病院につき診察券を受付け機に挿入すると受付票がでてきた。検査部の採血室に行き採血をし採尿をしなさいの予約がなされている。

二階の採血カウンターでも診察券を挿入し番号札を受け取る。針が刺される時だけ人間に接触する。そんな時代になってきたのだ。採血と採尿を済ませてから、病院の食堂で朝の和定食と食後のコーヒーを頼んだ。空腹だったので納豆以外の料理はすべて平らげてコーヒーを貰った。

「納豆たべちゃいけない薬をのんでいるので納豆残したの、ごめんね」というと、最初に言って呉れたら他のサラダなどに替えてあげたのに、と言われた。心配事を抱えていたので、うっかり納豆を見落としていたのだった。運んで来られた時に言うと良かった。ヒトの少ない時間のオーダーだったので遠慮していた。ゆっくり、コーヒーをのんでから、お茶のペットボトルを買い、売店で買い物をして時間潰しに温室のランを眺めて内科再来の待合コーナーに向かった。

まだ診察予約時間の1時間前だ、宣告を受ける緊張に、落ち着こうと、お茶をひとのみしていると名前が呼ばれた。採血の結果が早くあがったので、呼ばれたのだった。「腫瘍マーカーは、正常値の中でも低い値ですから、まず再発の心配はないでしょう。3ケ月後には、採血のほかに腹部のCTを撮りましょう」と、次の受診日の予約がなされた、嬉しかった。K子先輩が、再来受診後「3ケ月点検無事だった」と笑顔で私の病室に見えた時の気持ちがよく分かった。明日、小樽の南防波のクロガシラのヘチ釣りを見物に行ってみようと気が大きくなった。がん患者は、このように生きているのを噛み締めて過ごしています。

368人参加って

2012-03-15 11:42:00 | 釣り
3月4日の北海道釣魚連盟小樽支部主催の懇親ダンスパーテーに「なんと368名も参加してくれたよ」と、同病の小樽の釣り仲間が訪れました。あいにく、カミさんがインフル陽性で陰性だった私も怪しげな風邪引きさんで職場を休んでいましたのでダンスはギブアップしていました。

以前は、うちの病院からも4-5人は参加していたり、パーテー券を買っていたようです。小樽のヒトはダンスが好きなんですね。私がこの職場に入った時の忘年会では、カラオケに合わせて皆が社交ダンスを踊っていました。小樽は北海道のダンスの発祥の地なのか、市内には沢山のダンス教室もあります。

しかし、集まったみながみなダンスを踊るのに集まったわけでもなく、男たちは釣りの話に夢中で全道大会の作戦やら別の釣り会との情報交換に忙しかったようです。カミさんや娘さん達はダンスに興じていたようでした。

「いや~、札幌からも連盟の役員や、女性も来てくれたよ」「島牧の村長さんもわざわざ来てくれたし、小樽市内の商工会議所からも来てくれた」「今年は最高の入りだった」と喜んでいました。これだけ熱く語られると来年は参加せざるを得ないでしょう。

検便は命を救う

2012-03-14 12:41:15 | 釣り
私の休日は、カミさんはボランテイアなどで外出しますので、家の中が多いのですが、身体を動かすのを続けています。天気がいいので、衣類は洗濯機に食器類は食洗器に入れて近くの病院に出かけました。先週と比べてびっくりするほどインフルの患者は減っています。このまま下火になることを願っています。

大学病院での定期検診に備え、最初に大腸がんを見つけて呉れ、大学へ画像を送って手続きしていただいた近くの病院でフォローアップしている採血データーをまとめて貰いました。滋養になるものは少しづつ増やしている段階ですので血清タンパクや脂質の値は低値でした。今の状態を維持するとメタボの心配はありません。昼飯は、食物繊維をとるつもりのごぼうと人参のかきあげを煮込んだ鍋焼きうどんです(写真)。葉は菜バナ、卵はかきあげの下でじっくり煮込んでいます。

貧血の方は、ヘモグロビンはほとんど変わっていませんが、赤血球数は20万程増えていました。鉄剤の服用は身体が錆る危険があり服用はやめました。腎機能は年齢相応の値でした、少し塩分を取り過ぎたと反省しました。肝機能はほぼ正常範囲にあり、昔の肝炎による抗体が陽性以外はDNAは低値で活性を示す反応は見られず、一先ずホッとしました。抗がん剤治療によって動きだすのではないかと、心配したのですが3ケ月続いて動きがなく安心です。

私が、大腸がんをブログで告白しているのを見て、小樽の釣り仲間をはじめ同病の士が集まってきております。大腸の右のがんと比べて、左のがんは見つかり易いほかに、食事の影響が大分違うことが分かってきました。右の細い腸をつないだ方は、私もそうですが、左の太い部分をつないだヒトより食事内容に注意し腸のことを気にしています。左の方で、そばやラーメンの心配をしている方は少ないですね。思ったより検便による潜血反応で見つかった方が多いのに驚きました、検便は命を救います。調べて貰って下さい。

非常食が無い

2012-03-13 22:39:40 | 釣り
最初の3ケ月点検が近づいています。手術だけなら3ケ月はとうに過ぎていますが、年末に抗がん剤を1クール実施しましたのでコホート研究という追跡調査に乗っかっている以上は、その暦で経過が追われています。

胸に埋設されたポートへの1ケ月に1回の抗凝固薬ヘパリン注入も先週3回目を終えました。最も大腸がんの再発の多いのは術後1年といわれていますので、びくびくしています。その3ケ月の関門が無事過ぎたなら、時期的に高速道路も乾いてくるでしょうから、前向きにバス通勤をやめて、行動範囲の広がる車通勤に切り替えようと思っています。

小樽の職場、3名の医師が辞めてほかの職場に移って行きますが、新たに3名の医師が補強されます。私の負担は変わりませんので、今まで通りに勤務ができるでしょう。

3月11日に札幌北区のS岳荘や大型スーパーをはじめ数軒のアウトドア品売り場を巡りました。釣りに車で出かける時、コールマンのガスバーナーの他に、常備している登山用食品などを買いに出かけたのでした。非常用品展示場には、定番のごはんと乾パン、サバ缶だけで大々的に宣伝しているのに、非常食の種類があまりにも少ないのでがっかりしました。インスタント食品だけで良しとしているのでしょうね。

BS釣りビジョン

2012-03-12 11:08:43 | 釣り
今月末の原稿〆切りに向けて教科書の改訂作業を進めています。沢山の関係者の分担執筆ですが、1字一句誤りは許されない仕事ですので家の中は古い教科書や辞典の類が占拠しています。

カミさんは、逃げ出して近所のおばさん方とおしゃべりに出かけました。キッチンのテーブルは身体に負担をかけない椅子なので「ここで広げてやったら~」に甘えて、先ず構想を練っています。アメリカで見つけた解剖の本の絵を写して序文の部分が出来上がりました。どこかに有った筈の本で、2日掛かりで見つけ出しました。

編集者の要望は、よく分かるのですが、なんせ字数制限があり、頭の痛い所です。しかし、3月31日に釣りに行こう、ドライバーは確保した、という釣童さんのお誘いで一気に教科書改訂作業は進行しています。6年制になった薬学部学生用の薬物治療に関わるものですので、日進月歩に進んでいる各疾患のガイドラインとも照合してまとめています。

大学の後輩との共同作業ですので、先ずドラフトを二人で作っています。同じ項目について書きなぐって、同じ作業ばかりしていると悪循環に陥る時があります。その時にどうするか。いい息抜きを見つけました。毎日24時間BSで流している「BS釣りビジョン」という釣り番組です。確かBSチャンネル251です。3月のはじめから始まりました。今は、宣伝期間で無料で観れています。これでリフレッシュして、次の行に稿を進めるようにしています。