王政を打倒し、旧体制派を一掃した調査兵団。裏表紙より。
新たに手に入れた光る鉱石とエレンの硬質化能力により
ウォール・マリア奪還作戦への準備を着々と進める。
一方、ライナーとベルトルトは獣の巨人と共に迎撃態勢を整え・・・・・・!!
うん、なんか1年半たってた。
割とすぐに買ったはずなんだけどなぁ?
○ここまでのあらすじ
かちわられろっ!
第71話 傍観者前調査兵団団長な訓練兵団教官ちゃーっす
シャーディス「・・・あれからたった数か月」
「皆 見違えるように変わった」
104期なんて所属兵団決まる前に死んじまったのも少なくないしな・・・・・・
シャーディス「調査兵団結成以来団長が生きたまま交代したのは初めてだ」そしてエルヴィンの代になったら事態は大進展ですお
「無能な頭を自ら有能な者にすげ替えたのだからな」
「私の残した唯一の功績と言えるだろうな」
・・・・・・シャーディスがただの無能ってこたーないと思うけど。
少なくとも調査兵団で死ななかったことが実力の証明。
で、実は今日はシャーディス教官に聞きたい事が
やはりシャーディスは、エレンのことを訓練兵団入り前から知っていた・・・・・・?
シャーディス「エレン・・・お前は母親とよく似ているな」
エレン「・・・!」
シャーディス「だが・・・」
「その瞳の奥に宿す牙は」
「父親そのものだ」
一体あんたは何を知っているんだ―!
シャーディス「何も知らない」『思い出話』始まるよー
「結論から言えばな」
「だが人類の利にはなり得ない話でよければ聞いてくれ」
「傍観者にすぎない」
「私の思い出話を――」
20年前――
シャーディスがまだ調査兵団の下っ端兵士だった頃・・・・・・
シャーディス ウォール・マリア シガンシナ区壁門の目前に調査兵団ではない1人の男が、壁の外に、いました。
彼は いた
過去シャーディス「オイあんた!!!ここで何をしている!?」
「どうやって壁を超えて来た!?」
自分がいる場所が『壁の外』という認識はあるのに、
????「あ あなた達こそ壁の外で何を・・・」
「まさか・・・」
「戦っているのか?」
調査兵団の存在を知らない・・・・・・?
男は「無許可で壁の外に出た」ということで拘束されました、が――
過去ハンネス「彼も哀れな酒の被害者だ」アルコールマジやべぇな
「自分の家から出生まで一切合切記憶が吹っ飛んだ挙げ句気付けば壁の外だってんだから 恐ろしいぜまったく酒ってやつぁぁ」
過去シャーディス「借金塗れの自殺志願者が戸籍を偽る算段を思い付いたのやもしれんぞ」もしハンネスが飲んだくれじゃなかったら世界が変わっていたと言ったら、
過去ハンネス「知るかよ めんどクセェ~なぁ」
「被害者がいるわけでもねぇんだ」
「上への報告は無しだいいな?」
一体誰が信じるでしょう?
その男、グリシャ・イェーガーが覚えていたのは、
自分の名前と、自分が医者であるということだけ・・・・・・怪しすぎる。
でも「壁の中の暮らし」を覚えて(わかって)ないのは本当だったらしい。
過去グリシャ「貧富の差こそあれどこの壁の中は平和なんだな・・・」うん、まぁね
「少なくとも」
「巨人に怯えて生きているわけではない・・・」
「・・・よかった」
『よかった』発言にシャーディスは若干イラッ
過去シャーディス「世界がどれだけ広いかなんて考えたこともないだろ?」過去シャーディスは馬鹿(に見える人間)が許せないタイプ。
「だから幸せでいられる」
「私は違うがな」
過去グリシャ「・・・」
「あなたが壁の外に出ていく理由はそれか?」
「それが調査兵団?」
もっとも、当時の調査兵団は『見せしめ』みたいなもんだけどな('A`)
過去シャーディス「・・・どうだ?」さらに(調査兵団は)『選ばれし者』と続く
「馬鹿みたいか?」
過去グリシャ「そんなわけないだろ」
「あなた達はこの壁の誰よりも賢く勇気がある」
「調査兵団の存在は人間の想像力や魂が自由であることを示す証拠であり」
「人類の誇りそのものだ」
ははは照れるだろもっと褒めても構わんよ
シャーディス 特別な存在シャーディス個人の実力はなかなかのものでしたが、
選ばれし者
そんなことを言われたのは初めてだった
確かに私は人と違った
壁の中に自分の居場所を感じたことなどなかった
そう・・・壁の中は――
私には狭すぎたのだ
調査兵団全体としては、壁外調査は『大損害』続き。
また偉い奴ら共に嫌味を言われる時間が始まるお・・・・・・
当時の調査兵団団長がフルボッコにされる横で考えることは――
過去シャーディス その微量な脳ミソでも理解できるほどの偉業をいずれ突きつけてやる『皆』というか本当はただ1人のいやなんでもない
誰も私を馬鹿にできる者はいなくなる
皆が私の考えを理解し
皆が私を認める
調査兵団団長が戦死してシャーディスが新団長になった頃、
グリシャは酒場の従業員カルラと結婚しました。
命を救ってくれた医者>[ウォール・マリアより高い壁]>自殺行為続けてる兵士
当然だね仕方ないね
団長就任後も壁外調査を続けるシャーディスでしたが、
これといって成果は無く・・・・・・
過去シャーディス「戦わないだと・・・?」【悲報】シャーディス、割とダメなタイプの上司だった
過去エルヴィン「はい巨人との戦闘を避けることで我々の活動範囲を広げます」
「これを長距離索敵陣形と名付けました」
「是非これを次の壁外調査で」
過去シャーディス「ダメだ」
「自分が団長になったらやってみろ」
失敗続きで市民の評判もよろしくない系。
トドメは――
過去カルラ「・・・キースさん」生まれたばかりのエレンを連れたカルラの言葉に感情が爆発、
「このまま・・・」
「死ぬまで続けるつもりですか?」
自論を長文で展開したものの・・・・・・
シャーディス ――そう1話の「何の成果も~」はこの人だったのか・・・・・・(´・ω・`)
凡人は何も成し遂げなかった
あの後、シャーディスは団長を辞めることを決意。
シャーディス 特別な人間は いるシャーディスだって並の兵士からすれば十分『特別』だとは思うけどなー。
ただそれが
自分ではなかったというだけのこと
たったそれだけのことに気付くのに大勢の仲間を殺してしまった
哀しいかな、兵団全体を指揮する団長の器ではなかったという話。
勘のよい読者はお気づきでありましょう・・・・・・
つまり、これは「あの日」の話であります。
過去シャーディス「カルラ・・・」グリシャと一緒に避難所を捜したよ!
「どこだ?」
「あの時の無礼を謝りたいんだ・・・」
「どこに・・・」
そしてエレンを見つけたよ!
過去エレン「父さん・・・」<○> <○>
「母さんが・・・」
「巨人に・・・」
「食われた・・・」
カルラの死を聞いたグリシャは――
過去グリシャ「エレン・・・」そしてエレンを連れて森へ・・・・・・
「母さんの・・・仇を・・・討て」
「お前にはできる」
ちょーっと待ったー
過去シャーディス「その子に託すつもりか?」せやせや、10歳の息子に押しつけるってどういう気やねん
「お前が討てばいいだろ」
「カルラの仇を」
自分でやらんかい
過去シャーディス「また人に呪いをかけるのか?」そっすか
「どうするんだ?」
「お前の期待通りの人間じゃなかったら」
過去グリシャ「この子はあんたと違う」
「私の子だ」
「どうか頼む・・・」
「関わらないでくれ」
森の奥に『雷』が見えた気がして行ってみたらエレンが倒れてました
シャーディスの奇妙な思い出話~おしまい~
ハンジ「・・・あなたほどの経験豊富な調査兵がこの訓練所に退いた本当の理由がわかりました」このメガネにはまるっとおみとおしだ
ハンジ「幼稚な理由で現実から逃げてここにいる」静かにマジギレである・・・・・・
リヴァイ「・・・よせハンジ」
ハンジ「この情報が役に立つか立たないかをあんたが決めなくていいんだ」
「あんたの劣等感なんかと比べるなよ」
「個を捨て公に心臓を捧げるとはそういうことだろ?」
大きな失望は怒りになるからなぁ・・・・・・
当事者のエレンは冷静でした。
エレン「教官の言う通り・・・オレは特別でもなんでもなかった」せやな、エレンはごくフツーの、フラグを屠る反抗期の化身やな
「ただ・・・特別な父親の息子だった」
最後におまけの情報だよ
シャーディス「お前の母さんは・・・」特別に特別で特別な特別
「カルラはこう言っていた」
過去カルラ「特別じゃなきゃいけないんですか?」
「絶対に人から認められなければダメですか?」
過去カルラ「私はそうは思ってませんよ」なんだただのママンか(´;ω;`)ブワッ
「少なくともこの子は・・・」
「偉大になんてならなくてもいい」
「人より優れていなくたって・・・」
「だって・・・見て下さいよ」
「こんなにかわいい」
「だからこの子はもう偉いんです」
「この世界に」
「生まれて来てくれたんだから」
つまりオレが評価されないのは世界がおかしい(クズ)
3年前微妙に俺の予想当たっちゃってた!?
この頃はバレも追っかけてなかったはず、ほ、本当だよ
第72話 奪還作戦の夜ものすごい重要情報だけど、
エルヴィン「エレンの父グリシャ・イェーガーは」
「「壁の外から来た人間」」
「である可能性が高いと・・・」
これあの時ハンネスが真面目に報告上げてたら、
間違いなく憲兵団に引き渡し~拘束~抹殺コースだよね。
ケガの功名ならぬアル中の功名ハンネスgj
『壁の外から来た』、しかもレイス家の情報も持っていたらしい男・グリシャ。
ハンジ「そんなお父さんが調査兵団に入りたいと言った10歳の息子に」(;゚д゚)ゴクリ…
「見せたいと言った家の地下室・・・」
「死に際にそこにすべてがあると言い遺した地下室・・・」
「そこには一体何があると思う?」
エルヴィン「知りたければ見に行けばいい」【速報】ウォール・マリア奪還作戦は2日後に決行!!!!!
「それが調査兵団だろ?」
会議はここまで解散だー
・・・・・・おや?
リヴァイがエルヴィンに話があるようですよ?
リヴァイ「ウォール・マリアを奪還した後はどうする?」その辺はほら地下室を見てからさ
「何より防衛策の確立が先だと思うが・・・」
「その後は・・・」
リヴァイ「・・・お前がそこまで生きてるかわからねぇから聞いてんだぜ?」エレン奪還作戦時に右腕を失ったエルヴィン。
「その体はもう以前のようには動かせねぇ・・・」
「さしずめ巨人の格好のエサだ」
当然今まで通りには戦えないよね。
要するに、『お荷物』な団長殿は前線に出てくんなってことだお
エルヴィン「私がやらなければ成功率が下がる」脳筋と違ってそうそう替えが効かないからね。
リヴァイ「そうだ 作戦は失敗するかもしれねぇ」
「その上お前がくたばったら後がねぇ」
まして脳筋より死にやすい状態となればね?
うだうだ言ってっと『両脚の骨を折る』ぜ団長殿よぅ?
エルヴィン「この世の真実が明らかになる瞬間には」両脚より、『人類の勝利より』大事だそーです。
「私が立ち会わなければならない」
結局リヴァイが引きました。
本当に両脚折ってもエルヴィンは諦めないと思ったかなこれは・・・・・・
作戦前夜の『前祝い』よー
ジャン「てめぇふざけんじゃねぇぞ芋女!!」惨劇の夜・・・・・・調査兵団は地獄だぜー
「自分が何をしているかわかってんのか!?」
コニー「やめてくれサシャ・・・」
「俺・・・お前を殺したくねぇんだ・・・」
マルロ「調査兵団は肉も食えなかったのか・・・」人肉1人前追加しようぜ
「不憫だな」
コニー「でも3か月で俺達あのリヴァイ班だ」1話から3か月、か。
「スピード出世ってやつだよな?」
リヴァイ班の編成はエレンと仲良しだからだったけど、
今や104期は皆調査兵団で上位に入る実力ではなかろうか。
・・・・・・3か月の激戦でベテラン勢死に過ぎでござる(´・ω・`)
作戦にはマルロ他憲兵団上がりの連中も参加するらしい。
ジャン「あのなぁ・・・誰だって最初は新兵なんだ」同期なのになんというベテラン感。
「新兵から真っ先に捨て駒にしてたら次の世代に続かねぇだろ?」
これが実戦経験の重さである。
美味しいお肉に楽しいレクリエーション、素敵な『前祝い』でしたとさ
エレン「そりゃ実際見るしかねぇな」死亡フラグみたいなシーンやめてー
アルミン「約束だからね!?」
「絶対だよ!?」
ミカサ「・・・また二人しかわからない話してる」
本当にリヴァイが死んだらスレ乱立不可避
翌日、日没間際。
市民の声援にさらなる力を得て――
エルヴィン「うおおおおおお」555555
「ウォール・マリア最終奪還作戦――!!」
「開始!!」
「進めぇええええ」
突き進む者達と、待ち受ける者達・・・・・・
よろしいならば戦争だ
フツーに1万字近いから半分で終わるお
以下次回コピペ用
第73話 はじまりの街
第74話 作戦成功条件