姉が姉でなくなってから三日が過ぎた。だから彼は動くことに決めた。裏表紙より
ゴブリンの襲撃で、最愛の姉を、村を喪った少年がいた。
五年後、辺境の街の冒険者ギルドに訪れた少年は冒険者となる。そして、五年前、帰る村をなくした少女は、かつての幼なじみと出会った。
最下級のクラス、白磁級となった少年は装備を調え、たった一人でゴブリンの巣くう洞窟へと向かう――。
これは、彼がゴブリンスレイヤーと呼ばれるようになる物語。
大人気ダークファンタジー「ゴブリンスレイヤー」の前日譚。蝸牛くも×足立慎吾が贈る外伝「イヤーワン」スタート!
GOBGGBBGRRBGBGB!!
序章 「そして世界は救われた」そりゃ終わったことだからね(ぶち壊し)
きっと必ず、世界は救われるだろう。
第1章 『出自と経験と邂逅』そういうことなので、『彼は動くことに決めた』のであった
例えば解体された肉と、生きる牛を、イコールで結べるだろうか? 腸詰めと豚でも良い。
全ては報告書の数字としてのみ記録され、国王が村の名を知る事は終ぞなかったという。はーあ(溜息)
エレガントさが足りんわー全然足りんわー
間章 「冒険の導入となる日常茶飯事なお話」全部サイコロってやつが悪いんだ
《宿命》と《偶然》の骰子は、どこまでも無慈悲であった。
第2章 『装備調達』紛らわしい名前で登録しとくのがそもそもの間違いじゃね?
「ちょっとこれ書類間違ってるわよ! ワームリングは孵化したての竜、ワームは長虫!」
前者をベビードラゴンとでもしとけや(´・ω・`)
今日も冒険者ギルドは大忙しでございます
テンヤワンヤの新人職員さんのところに――
「・・・・・・構わないなら、登録を頼む」また1人新しい冒険者が登録ですよ
おっと、バタバタしてたら書類が1枚落ちちゃった
「ゴブリンか」ほう
彼は標的だけを確かめると、報酬やその他の情報を見ることもなく書類を突き出してきた。
「なら、ゴブリン退治を頼む」
でも見たところこの冒険者志望の彼は単独です
ゴブリン退治は少人数では危険――とは繰り返し聞かされていた事だし、メモも取っていた。ああ、ギルド内で『少人数では危険』て教育自体はされてるのね
けれどいざこういう状況になると、どう説明すべきだったか頭の中から消えてしまうものだ。
それが徹底されてるかはともかくとして
ワタワタと認識票を作って渡しはい次の人となり、
1人でゴブリンについては結局スルーされてしまいましたとさ
「これで買える、一番強い武器が欲しいな」工房の親方が新人冒険者のお買い物に溜息を吐くのもまた日常茶飯事
――一番強い武器を、と来たか!
そんな工房にまた客が1人
「堅い革の鎧と、円い盾」新人の割に渋いところを突くのがいますね(すっとぼけ)
老爺は「ほう」と声を漏らした。
他に剣や薬、諸々の冒険者セットを用意した上で――
「顔を売る気がないなら、兜くらい覚えてもらえ」最後に親方のアドバイスで『古びた兜』を買って行きました
間章 「彼らの初体験のお話」白磁で死ぬ奴と駆け上がれる奴の違い
何かもっとすべき事、やっておくべき事、やらねばならない事があるのではないか。
頭を使わない奴は死ぬのである(重要)
第3章 『最初の冒険』あるあるすぎる('A`)
「・・・・・・」
彼はそこでもっと早くに気づいて当然のことを、今更に気づいたのだ。
死ぬつもりなど毛頭なかった。いつからチュートリアルが楽勝だと錯覚していた?
少なくとも、今はまだ。
「二十一」だから冒険者ギルドさぁ
二桁以上が予想される依頼を新人1人に投げるなや(´・ω・`)
間章 「その後の二人のお話」さすがにギルドとして「やらかした」と認識するケースではある模様
「まあ、次から気をつけるしかないね。次から」
「次・・・・・・」
新人冒険者なんて使い捨てだし切り替えてこ(無慈悲)
「ゴブリン」お?
第4章 『中間期間』新人共なんざ使い捨てだってばよぉ
新人冒険者の一党が、一発でゴブリン退治を成功させれば良し。
失敗してもゴブリンは消耗する。第二、第三の一党を送り込めば、巣穴は潰せる。
その『口減らし』感、ギルド職員としては憂鬱にならなくもない
でも熟練者に話を振ってみても――
「ゴブリンなんて実入りも少ないし、面白くもねえからな。そういうのは白磁の仕事だろ」それな(´・ω・`)
やっぱり白磁にやらせるしかないっすわー
「ゴブリンなら俺が行こう」お、ちょうどいいな!
「なんだ、白磁の坊主か」
彼とは幾度かこうしてやり取りをしている。その度に彼はゴブリン退治を選んでいた。そうだな(目逸らし)
初心者だからだろう。一党を組んでいないのは驚きだが、それでも本当に助かる。
いずれ彼もきっと等級が上がって、より強い怪物に挑むようになるのだろう。
「そもそも男なのか、女なのか、だろ?」何年越しの賭けだったんだよwwwwww
「いや、流石に男じゃ・・・・・・賭けるか?」
「乗った」
――この人は何かおかしいのではないか?はっはっは笑っとけ
受付嬢の脳裏を過ぎったその考えは、彼女だけのものではあるまい。
まぁ『前日譚』だから安心して読めるよね
だってハッピーかはともかくデッドエンドはありえないから
第7章 『夜が来る』あれっ
あと数瞬もしない間に、あの棍棒が振り下ろされ、兜を砕き、頭蓋を割り、脳を潰す。
一発で無理としても二発か、三発のうちには。
死ぬ。
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