特命係の杉下右京が、部下の甲斐享に背中を押されて参加した恩師の古希を祝う会で、警視庁広報課の課長、社美彌子と共に監禁事件に巻き込まれる「鮎川教授最後の授業」、チョコレートを食べて死んだ男の死の真相を探るうち、遺体の第一発見者である国会議員、片山雛子の意外な過去が明らかになる「苦い水」、享最後の事件となる「ダークナイト」など5篇を収録。《連続ドラマ第13シーズンの第14話~第19話を収録》裏表紙より
カイトの奇妙な捜査最終章はじまるよー
第十四話「アザミ」お茶を飲まなかったことが事故と事件を分ける決定的な違い
「彼女は三時のお茶を飲まなかったようですねえ」
「うん」応じた角田は一瞬置いて考え直し、呆れ顔で言った。「えっ、そこ気にする?」
な・・・何を言っているのかわからねーと思うが(略)
――フフフ。だったらよーく言い聞かせておくのね。出しゃばったまねをしたら、また神様の罰が下るわよって。ハハハハハ・・・・・・。これは殺されますわ
被害者のクズ度上位間違いなし
第十五話「鮎川教授最後の授業」しゅーにまーじわーればーあーかくーなるー
「あまりお行儀がよくありませんねえ。人のクズかごを漁って勝手にあれこれ調べるのは感心しません」
「前はこんなに好奇心旺盛じゃなかったんですけどね。一緒にいたらうつったかな? どうして行かないんですか? 他に予定があるんですか?」
大学時代の恩師・鮎川の古希祝いの招待状
最初はクズかご行きだったのですが、
カイトにつつかれて天邪鬼な面が顔を出したのか右京さんは出席
そこには以前捜査で協力した広報課の美彌子の他に4人の元教え子の姿が
右京さんを含めた6人は『最も優秀な者たち』だったそうです
「先生・・・・・・これ・・・・・・これ・・・・・・ああ・・・・・・」え?
睡眠薬で眠らされ、起きたら地下室に閉じ込められていた6人
一体なにが――
――設問:「なぜ人を殺してはいけないのか?」経験と知識を総動員し、考察して述べよ『特別課題』を出されたよー
教授は『お茶目』なんだねー
「実は人を殺したくてたまらないんだ。狩りで獲物を仕留めた時、これが人間だったらどうだろう? 同じように撃ち殺してしまいたい・・・・・・そんな衝動に駆られるんだ。私の中に眠っていた悪魔が目を覚ましたとしか思えん」あははははなるほどー
逃げよう(提案)
右京さんと美彌子はただならぬ雰囲気を感じ脱出の術を探しましたが失敗
そして他の教え子たちの解答は、教授のお眼鏡にかないませんでした
よーし時間切れだから1人撃ち殺しちゃうぞー
「追試によって学生を救済する。その手法を先生も大学で長年とっていらしたと思うのですが。駄目ですか?」セフセフ
猶予はあと3時間
さーて次は『及第点』取らなくちゃ
「これは人を殺してはいけない理由などないと確信するための試験だとおっしゃるんですか?」逃げるんだよォォォーーーーーッ
右京は首肯した。
「ええ。それで心置きなく・・・・・・人を殺せます」
しかし3時間経過
右京さんの解答を『力作』、美彌子の解答は『素晴らしい』と評しましたが――
「フフフッ・・・・・・残念だが及第点はあげられない」うわああああああ
はたして教授が凶行に及んだ理由とは一体
「どうやらわれわれは大きな誤解をしていたようですねえ」(´・ω・`)
第十六話「妹よ」この話折り目(※引用してる部分のページを折ってる)無くてワロタ
そんなに嫌いだったかな?これは詳しい分析が別にいいや
第十七話「苦い水」まさかの『もうひとつだけ』封じwwwwww
「ああ、最後にもうひとつだけ。チョコレートの箱を・・・・・・」
言い終わらないうちに、雛子を乗せた車は発進してしまった。
「行っちゃいましたね」と享。
「最後ではなく最初に訊きたいことを訊くべきでした」
右京の守備範囲を超えたところを、享がカバーした格好になった。カイト有能
『守備範囲を超えたところ』は今回のような若者のファッション他
アニメ漫画(米沢がカバー)、女性心理(女性陣がカバー)あたり
それでも杉下ゾーンは広すぎる
およそ「学」がつく話題はとりあえず会話出来ちゃってるもの
「何事にも始まりがあるということです」そして終わりもあるんだよなぁ・・・・・・
第十八話「ダークナイト」角田課長、正解!
「警察が手を出しづらい隠れた悪党を成敗してるのが、ダークナイトだからなあ。要するにヒーロー気取りの跳ね返りだが、まあこんなことを続けていたら、そのうち痛い目に遭うだろうな」
2年前から同一犯と思われる傷害事件が5件
全て被害者がクズの類だったので世間(ネット)の反応はいいぞもっとやれ
誰がつけたか『ダークナイト』という呼び名まで出来ていたのでした
うーん一体何イトの仕業なんだ
なお読者視点では2ページ目で犯人が明らかになっている模様
「杉下さんに興味を持たれるなんて、ダークナイトも不運ですね」おう、そうだな
ダークナイトの仕業と思われる6件目の事件が発生
被害者は・・・・・・死にました
いくらクズが相手でも殺人となれば警察も本腰入れねばなりますまい
「つまり、誰もがダークナイトの姿を知っているということは、まねしようと思えばまね出来ますよね?」まぁ、そうだな
特命係も(勝手に)動くですぞー
「今回の犯行にはいささか違和感を覚えますねえ」殺していることの他、被害者がクズはクズでも『質』が違うと指摘
うーむどうやらカイトが決めつけてかかったように『模倣犯』かな?
「俺は常々フェアにありたいと願い、またそれを実践している。どんなに気に入らない相手でも、その功績については素直にたたえるのが信条だ」さすが内村部長は上に立つものの鑑やで
6件目の犯人逮捕したおー
過去5件についても全て自白
いやぁ、ダークナイトはくだらない奴でしたね
「必ず証明しますよ。彼がダークナイトじゃないことは」1週間待ってください本当のダークナイトをお見せしますよ的な?
なーにをムキになっているんでしょうねえ(すっとぼけ)
――少なくともダークナイトの件について、君とは行動をともに出来ません。君の正義を問い続ける刑事ドラマ
「え?」
――僕は純粋に正義を信じていますから。
<まあ俺は、杉下さんほど純粋に正義を信じてるわけじゃないからね>病室で悦子に置耐えた自分の言葉が享の頭を過った。
『享最後の事件』の結末は・・・・・・
「僕は君を責めているわけではない。むしろ自分の読みの甘さ、浅はかさを恥じているんだ。でもね杉下くん、君は自分の思っている以上に危険な人物かもしれないよ」正義が正義の正義で正義
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