英雄戦争から2年。その傷は癒えるどころかロードス各地の内戦はさらに混迷を深めていた。カーラの行方を求めて旅を続けるパーンとディードリットは、強力な魔法を操る魔術師の噂を聞き、砂漠の国フレイムを訪れる。そこではふたつの部族が対立し、フレイム王カシューを悩ませていた。パーンは助力を買って出るが、彼の前に恐るべき力を持つ魔神が立ちはだかり!? 新たな仲間と共にパーンは苦難の戦いに挑む! 【解説:賀東招二】裏表紙より
伝説の2作目よー
第Ⅰ章 砂漠の王国でアラニア、モス→内戦中
まだ、戦いは終わっていない。
ヴァリス→首都ロイド周辺以外は治安悪化
マーモ(支配下のカノン含む)→ベルドの後継者不在で混沌
自由都市ライデンとフレイム王国は『比較的平穏』
それもあくまで『比較的』という、そんな感じがロードス島の現状
そんな比較的マシなフレイム王国のブレードの街に、あの2人はいました
「ね、今回の噂だけど本当にカーラの仕業だって思う?」人間の戦士パーン&エルフの精霊使いディードリット
2年間、宿敵カーラを追い続けていた模様
フレイム王国に逆らう砂漠の蛮族に、最近魔術師が協力しているんだとか
どうもソイツが怪しいらしい
まずは2年前の縁を頼ってカシュー王に面会だぁ
「オレの選んだ道にもいつかカーラが現れるはずだ。それまで待つことはできないか」カシューはパーンを非常に高く評価している模様
なんせ即騎士隊長にしちゃっていいくらいだそうですよ
「わたしには・・・・・・無理ですね。自分の面倒を見るので精一杯です。それに人の上に立つ柄じゃありませんから」だがNON
歓迎の宴の後、カシュー王他フレイムの重鎮が戦の現状を説明
蛮族―-炎の部族は伝説の守護神たる炎の精霊エフリートを復活させたとかなんとか
ところで今この場には精霊使いがいますね
「分かったわ・・・・・・」ディードリットはうなだれて小さく答えた。「そのかわり、これっきりよ。エルフにとって炎の精霊と接触するのは恥ずかしい行為なのだから」炎の下位精霊サラマンダーを呼べば詳しい状況がわかるかもね!
サラマンダーでてこーい
「おまえにはできぬ、と言ったであろう!」サラマンダーの声が応じた。あわわわわわわ
(声!? そんなはずは)ディードリットの緊張は恐怖に取ってかわった。サラマンダーは決して声を出したりはしない!
エフリートがフレイム王国と敵対している側にいるのは確定
そんなところで炎の部族が王国の街ヒルトを襲撃中との報せが!
ちょうどいいパーンも出撃してディードの借りを返してやんよぉ
第Ⅱ章 ヒルトの戦いどうやら城塞都市ヒルトは速攻で落とされた模様
まずい、とカシューは感じていた。不安は実力を半分にも、それ以下にも変えてしまう。こんな状態で敵と当たるのは好ましいはずがない。しかし、さしものカシューにも彼らの動揺を静めることはできそうになかった。
『難攻不落』とされた『守りの要』があっさり・・・・・・これはよくない
どうすればいいんだぁ
カシューの言葉は騎士道とはまったく反対のものであるが、それを認められるぐらいにはパーンは大人になっていた。騎士と書いてアホと読むくらいでいいよね
あいつら名誉の戦死が好きすぎる
とりあえずヒルト郊外に陣取って炎の部族が出て来たら一戦という予定
「ほんとにお人好しなんだな」傭兵たちの友好度が上がった!
翌日――
予定通りに激突じゃああああ
作戦は完全に成功したのだ。フレイム側が押しているですぞー
エフリートがどうのなんて杞憂でしたなぁ
この戦にはもはや勝ったとの慢心が、冷静な判断を狂わせたのかもしれない。おう?
それが致命傷となる。
完全に叩きのめすチャンスだったところで統率が取れず、追撃し損ねた結果――
「心配したとおりだ。魔法に慣れていない分、味方の足が出遅れた」カシューは悔しそうにうめいた。「こちらにも魔法の使い手がいればな」最早これまで
カシューの理想通りに動けていたのは戦慣れした傭兵部隊のみでした
こうなってはもうその有能な兵を見捨てて撤退せねばならぬ
チラリと後ろを振りかえってカシューは彼らの最後の姿を目に留めようとした。Oh・・・・・・
そして、彼らの中にパーンの姿を認めて愕然となった。
パーンも状況を理解しましたこりゃあかん
「傭兵隊の者、皆退け! ばらばらに逃げるんだ。命の続くかぎり、馬を走らせろ。余計な敵兵にかまうな。ファリスの加護を信じよ!」パーンは絶叫しながら、戦場を駆けぬけた。ファリスとか言っちゃったのは聖騎士時代の名残か
(カシューに借りた)魔法の大剣を持ってファリスの加護とか叫んでたら目立つ訳で
「そこの戦士! わたしは炎の部族の長ナルディアである。わたしと勝負なさい!」(ヴァリスの聖騎士が参戦していると勘違いした)
炎の部族の長に一騎打ちを挑まれちゃいましたー
斬っても斬られても詰みじゃないですかヤダー
「オレの・・・・・・勝ちだ」パーンは息をきらしながら言った。どうにか殺さずに勝利
と思いきや
「やはり女は殺せぬか。ヴァリスの騎士よ」美女に見とれちゃったのは仕方ないね
パーンの一瞬の油断をついて、ナルディアの足が振りあがった。
第2ラウンド、ふぁ
パーンの背中が燃えあがった。サラマンダーの炎をまともに浴びたのだ。あっ
戦場に倒れたパーンの運命は・・・・・・
そして対立する2つの部族の戦いの行末はいかにな全Ⅵ章
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