民進・玄葉氏「今回と3年後で自公を過半数割れに追...

　野党議員の発言を紹介するシリーズとして、今回は民進党の玄葉光一郎選対委員長の発言を紹介する。（引用は朝日新聞より）


《(参院選の勝敗ラインについて)岡田代表が口にしていないので私が申し上げるわけにはいかないが、旧民主党の前回(3年前)は負けすぎた。残念ながら一気に過半数という現状にないから、そこは現実的に考えて、今回と次回3年後を合わせれば自公を過半数割れに追い込む踏み台になる議席を取りたい。》

　玄葉氏のいうとおり、残念ながら、今回の参院選で与党を過半数割れに追い込むのが難しいことは認めざるを得ない。政府与党のメディアへの恫喝や懐柔がかなり効果を発揮していて、メディアがしっかり安倍政権の失政を追及しないために、多くの国民が自民党を“なんとなく”支持してしまっている。
　だが、それでも現有議席からいくらか減らすぐらいのことはできるはずだ。そして、それができれば、与党議員に「この路線を続けたら次の選挙はまずいかもしれない」という危機感を抱かせ、タカ派路線を封じる抑止効果にはなりうる。とりあえず、今回の参院選では、まず歯止めをかけるぐらいの気持ちで臨むべきだろう。逆に、それぐらいはしておかないと、この国の民主主義は本当に壊れてしまう。