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舛添都知事、ついに辞職へ――次は、甘利前大臣の番だ

2016-06-15 21:26:25 | 政治
 舛添都知事が、とうとう辞職に追い込まれた。
 当初こそ徹底抗戦のかまえを見せていたが、後ろ盾であった自民党からも見放され、ついに抗しきれなくなって辞職せざるをえなくなったということのようだ。

 当ブログでは舛添問題についてはほとんど書いてこなかったが、事態がここまでいたったからにはもう辞任はやむをえなかっただろう。逆に、これで辞任せずにやり過ごしたら、「スキャンダルが持ち上がってもなんとかその場だけ粘って乗り切ればいい」という悪しき前例を作ってしまう。そういう意味では、基本的に舛添氏の辞職はよいことだと私は考える。

 そのうえでいっておかなければならないのは、舛添叩きで満足していてはいけないということだ。以前も書いたが、甘利前大臣はじめとして、自民党の閣僚らの金銭スキャンダルも、同じぐらい徹底的に追及されてしかるべきである。そうでなければ筋が通らないだろう。
 とりわけ、甘利前大臣は厳しく追及されるべきだ。検察は不起訴にしたが、あくまでもその理由は「嫌疑不十分」であって、シロだといったわけではない。いわゆる“道義的責任”は残っているのだ。説明責任を完全に放棄して、届け出た期限を大幅にすぎて国会を長期欠席し、国会が終わると同時に復帰するなどということが許されていいはずもない。もう一度繰り返すが、舛添都知事が辞任しなければならないのなら、甘利前大臣も徹底的に追及されるべきである。


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