元サラリーマンの植物ウォッチング第5弾。写真はクリックすると大きくなります。
多摩ニュータウン植物記Part5
ワビスケ・2~落花
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/5a/52/d5970db7539975a7f565ea19f751b166_s.jpg)
さて明智光秀の家紋は名門土岐源氏の支流として“桔梗紋”であり、松永久秀は生命力が強く子孫繁栄に通じる縁起の良い“蔦紋(つたもん)”になる。齋藤道三の出自は不明であり、油売りから何度も名前が変わり、その都度家紋も変わったが、最終的には“二頭立浪(立波とも)紋”となりこれは道三のオリジナルになる。
家紋の図柄は植物、動物、天体、文様など様々だが、家紋の図柄として使われなかった植物が“桜”と“椿”だった。『花は桜木、人は武士』であり、散り際の美しさから桜は好まれるが、一族もろとも散ってしまうというのは避けたかったのだろう。椿は花後に潔くポトリと落ちるが、これは打ち首を想像させるのでやはり家紋としては敬遠された。しかし武士が椿を嫌っていたというのは俗説で、江戸時代には武家屋敷などでも盛んに椿栽培、品種改良が行われていた。
写真はいせまいり公園に植栽されている「ワビスケ(侘助)」。ツバキ科ツバキ属の常緑小高木で樹高は4~5メートル。先日、咲き始めを撮ったが、再び訪れると樹の下にたくさんの落花があった。ワビスケには強い香りの品種があるらしいので、咲いている花を嗅いでみたがそれには香りが無かった。ワビスケは花粉を作らないのが特徴で、指先で雄蕊を触ってみたが花粉は全く付かない。
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