興味津々

日々思ったことを綴ります

仕事と言えるか言えないか

2019年03月17日 | お薬のお仕事
本日のお客さまは
私にとってたまにはあるけど
珍しいパターンだった

棚の商品を整えていると
「薬剤師さんですか?」と名札をジロジロ見て
確認

はい、そうですけど と答える

花粉症でジルテックを処方されのんでいて
歯医者にいったら今度
抗生剤のアジスロマイシンをもらって
のんでます

アジスロをのんでいる間は
ジルテック休んでいたけど
花粉症の症状出て来て困っているので
今晩両方のもうと思うのですが
構わないでしょうか

という質問。

どこかの薬局でもらったらしい
ちょっと派手めの薬袋に入った
のみかけのアジスロを見せられた

そうだった、確か三日間服用するんだったな

と微かな記憶をたどるわたし。

これ、眠気出るらしいんです
アレルギーの薬と両方のんで大丈夫でしょうか?

と聞かれた

こういう質問を受けるってのは
いかにも「薬剤師らしい仕事」薬剤師にしか出来ない
時給2000円の価値のある仕事をさせてもらっている
訳である

お客さまものんでよいのか不安だから聞いてくれる
薬剤師 という看板に信用を寄せて来てくださるのだから

本当にありがたいお客さまなのである

しかし
そのお客さまはそれだけ聞いて答えを得ると
満足そうに
何も買わずに去って行かれた

うう~~ん
あのお客は、もう一度ここへ何かを買いに来てくれるだろうか~?

店の利益 一銭もなし
しかも質問に答えている間、他のお客のレジを待たせている

店にとってはあまりありがたくないお客となる

お客はただ、日曜日に連絡できる調剤薬局はないから
たまたま薬剤師のいるこの店に来たダケ ってことである

これは仕事になるんだろうか~?

一方
今日は日曜日で私しか薬剤師はいなかったのだが

資格者が被る時間は
色々と雑用を言いつかる

例えば洗剤とか生理用品とかの雑品を
前陳列 してほしい だの

チョコレートを箱から出して
減った分を並べてほしい だの

あきらかに誰にでも出来る仕事を
指示される

これは 薬剤師の仕事なんか~?

余ってる人なのよ って暗に言われている気さえしてくるし
指示のされ方や言われ方によっては
屈辱感や時に怒りを感じることさえある

店的に言えば おそらく これをやってくれた方が

お客の一銭にもならない質問に時間とってるより
仕事してるってことになるのかも?

調剤室でお薬をミスなく正確に揃える というのは
もはやロボットでも出来る仕事であって

薬剤師が本来そこで煩わされる仕事ではない

という言い方をする人もいる

では 薬剤師の本来の仕事ってなんだ?
というと

お薬の成分量や処方意図をわかって
副作用や相互作用を把握し
与える人へしっかり正しくお薬をのんでもらえるように
導くこと

って いうようなところだろうか

第一に
相互作用ってひとくちにいうけど
10種類ほどの薬出ている人もいる中、
全ての相互作用ってそりゃ無理だよ
とハナから私は思ってしまうのである

言い訳になるんだろうけど
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