アレクサンダーテクニーク・ヨガ講座：第２３回目「パドマ・マユーラ（結跏趺坐の孔雀）」

AlexanderTechniqueヨガ講座：
第２３回目「パドマ・マユーラ」８月１５日



今回はパドマ・マユーラです。結跏趺坐でやる孔雀ポーズです。
結跏趺坐っていうのは座禅の正式な脚の組み方です。
結跏趺坐は無理にやるとひざ関節を痛めますので、あんまり頑張ってやらないでください。

１）まず結跏趺坐を組みますが、左右の足をどちらに上にするか？
やりやすい方とやりにくい方が、人によってそれぞれあります。
好きな方を選んでください。


２）そうしたらひざ立ちになって手をつきます。


３）頭をマットにつけて、両手もマットにおきます。
このとき孔雀の手は足の方向を向きます。
この点にご注意ください。


４）スタンバイになったら、少しずつ体を慎重にゆっくりと持ち上げてください。


結跏趺坐の孔雀ポーズでここが一番難しいところです。
通常の孔雀（マユラアサナ）とは違って、両手でグッとマットを押し付けると、
体は高速エレベーターのように凄い勢いで浮かんでしまいます。

浮上体験をしてみたい人はそれもよいかもしれませんが、
問題はその後、バランスを崩して、すぐに転倒してしまいます。
転倒時には、悪くすると床にひざを強く打ちますので、必ずマットの上で練習しましょう。

５）最初は高く持ち上げようとしないで、低空飛行で頑張るのが成功の近道です。
バランスをうまく制御して5秒間、浮かんでいられたら十分成功です。


浮かんだ姿勢は孔雀というよりも、怪獣のガメラみたいですね。


このポーズをやると、結跏趺坐が楽に組めるようになります。
こういうのがパワーヨガにはあって、柔軟系のポーズよりも体の内部から解き放たれていく感じです。
エネルギーもアップしますしデトックス効果も高いです。

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吉田篤司