スパイラル呼吸法™講座607回「初級：マハムドラー」

スパイラル呼吸法™講座：第607回「初級：マハムドラー」3月28日

ムドラーとは印のことです。印を結ぶというと空海の真言密教の指を組んでいろいろな形にすることです。ところが不思議なことにハタヨガでは、せいぜい親指と人差し指で「〇」を作るやつくらいしか見かけません。

真言密教はそもそもバラモン教のテクニックを使っているので、指の印も当然、そちらから拝借したはずなのですが、ヒンズー教になってからは止めちゃったみたいです。私もインド滞在中にヒンズー寺院でホーマ（護摩祈祷）を何度も見ましたが、指の印は見た記憶がありません。

指の印はあんまり効果がなかった・・・とか言うと真言宗の人に怒られるので言っちゃいけませんが、とにかくハタヨガでは印というと口と肛門を締めることを言います。

１）左脚を曲げて足の裏を右脚の内モモにつけて座ります。

２）スパイラル呼吸、つまり息を吐き出しながら腕を内旋・外旋を繰り返しましょう。

３）右足のつま先をつかんで息をたくさん吸い込みます。

４）ここでお腹を引っ込めてアゴを鎖骨のくぼみにつけるように引いて、同時に肛門を締め上げます。

この状態を１分から３分続ける・・・？マジですか？もしもそうならこれはもはや初級とは言えませんね。私だったら息を止めていられるの３０秒がいいとこですからね。窒息プレイは止めておきましょう。

（＊スパイラル呼吸法は当スタジオ開発のワークです。無断使用は御遠慮願います。）

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吉田篤司