アレクサンダーテクニーク ヨガ講座:第196回目「筋膜の2重らせん構造 その2」12月13日
2重らせん筋膜に働きかけるということで、ヨガには体をねじるアサナもたくさんありますが、ここでもやっぱり体を浮上させた状態でやると、効果はけた違いなのです。
こうした複雑なポーズは13世紀ころにハタヨガが全盛期時代に編み出されたみたいです。クンダリニーのらせんモデルもやはりこの頃です。インドでは仏教は11世紀に滅んでしまったので、そうした思想の一部はかろうじてチベット密教にも伝わったようです。でも空海が日本に持ち込んだ真言密教は6世紀頃のインド密教が基盤になっているので、まだクンダリニーとチャクラの考えはなかったみたいです。
というわけで前回に引き続いて今回も苦行者ガーラヴァです。
1)まず三転倒立から始めます。
2)そして結跏趺坐、パドマアサナを組みます。
3)そして右ひざを右上腕にくっつけるんです。左ひざは浮かせたままです。
4)そして両手でマットを押しつけて頭を持ち上げようとするのですが、左右のひざのバランスが異なるので、下半身は振り回されることになります。
これが苦行者ガーラヴァの特殊性のあるアサナで、これと似たニワトリのポーズとは、かなりニュアンスが違います。
5)下半身はとても不安定ですが、ニワトリのポーズのようにがっちり身動きできないわけではないので、頭を持ち上げるのはだいぶ楽です。
6)両肘が全開で伸びて苦行者の完成です。片ひざは宙ぶらりんです。首は固めないでくださいね。
●スパイラル呼吸法™とパワーヨガ/クラニオセイクラル/アレクサンダーテクニーク/東京門前仲町レッスン
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吉田篤司
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