治験中に自殺?
乾癬の治療薬Siliq(Brodslumab)が
FDA(米国の厚労省)の認可を受けた。
治験中に自殺との関連性が見られた事は興味深い。
(薬の注意書きに「自殺のリスクを高める」と明記される模様)
脳にもサイトカイン
Siliqはインターロイキン17(IL–17)系に作用して皮膚の乾癬を治療するわけだが
脳内にもIL–17は存在している。
研究では脳梗塞や脳の炎症に関与していると報告されている。
IL–17と自殺行為との間には
何か関連性があるのであろうか?
自己免疫性疾患で何らかの過剰なサイトカイン等を抑えると、他のサイトカインが複雑に作用し、これまた複雑な副作用が起きるのだろう。
乾癬やその他の自己免疫性疾患に対する治療薬、副作用を割り引いたとしても、一昔前では考えられないほどの進歩だ。
このSiliqは日本での発売は未定です。