朝日歌壇には介護のうた・別れのうたもあります。
いくつか選んでみました。
トイレまでわずか数歩の距離なれど 肩にくい込む夫の両手哀し
お彼岸の炊き込みご飯冷凍す ひとりで暮らす母のみやげに
困ったな施設に入る母なれど 父と同じ所は嫌だと言う
「ありがとう」と言えばいいのに「ごめんね」と 言う母哀し白粥の湯気
父は納豆母はおからが嫌いだった 介護始めて五十歳で知る
後悔はあなたが元気でいた頃に ちっともお洒落をしなかったこと
この歌で締めましょう
二度とない人生なれど四半世紀 介護に明け暮れこれも又よし
今年もきれいな桜を、見ることが出来ました。感謝です。