風に吹かれてburabura日記

今日も、いつもの暮らしの出来ることに
感謝です。

「柔らかな犀(さい)の角」です。

2012年06月28日 | 日記

山崎 努さんの読書日記「柔らかな犀の角」です。 (文藝春秋 1,575円)

山崎 努さんは元々文学座の役者さんですが、何といっても「天国と地獄」の犯人役が、鮮烈な印象でした。

存在感の有る俳優さんで、映画では「お葬式」、近年の「おくりびと」が、印象に残ります。

 私が昔読んだ、芥川 比呂志さんのエッセイ「決められた以外のせりふ」が出てきたのは、嬉しいですね。

六年間に渡る、読書日記をまとめたものです。

 

 山崎 努さんのエッセイ 「俳優のノート」も面白い一冊でした。

舞台「リア王」に挑む、役者・山崎 努さんの悪戦苦闘が伝わってきます。

自作のスケッチも見事です。

 


「直島のとなりは豊島(てしま)ですが…」

2012年06月27日 | 日記

瀬戸内海に浮かぶ、直島の地中美術館をブログに書いたら、

昨日の新聞に、「豊島(てしま)美術館に建築学会賞」のニュースです。

 

豊島は直島のとなりの島で、ここに西沢 立衛さん設計の豊島美術館があります。

建築物はやはり実物を観て、さわって、初めて価値が解ります。

この白いUFOみたいなのが、豊島美術館です。

看板、広告、案内などが無いから、すっきりときれいです。

  

 内部の参考写真です。 ぜんぜん美術館らしくなくて、なんだかおもしろそうです。

この夏、行かなくては…。


「直島・地中美術館」です。

2012年06月26日 | 日記

ずっと行きたいと思ってた、瀬戸内海の直島・地中美術館に行ってきました。 (香川県 香川郡)

安藤 忠雄さんの設計で、訪れる人は、若いカップル、外人観光客、シニア世代のようです。

建物はすべて、地下三階に埋没しています。

下の写真のいくつかの穴は、美術館の天井開口部分です。(館内はすべて撮影禁止なので、参考写真)

作品は、左からクロード・モネ「睡蓮」、ウォルター・デ・マリア「タイム」、ジェームス・タレル「オープンスカイ」 です。

モネの部屋は、履物を脱いで鑑賞します。

マリアの部屋は、静寂・静かに鑑賞することが条件です。

タレルの部屋は、自然光が天井からそそぎ、昼間と夜ではまったん違った雰囲気を楽しみます。

 

 アート (作品) と入れ物 (建築) が一体となった、贅沢な空間です。

解説してもらって理解するより、自分で何かを感じる美術館と言えます。

  

 直島は地中美術館だけでなく、島全体がアートの島として、あちらこちらに作品が展示されてます。

おなじみの草間 弥生さんのオブジェが、海岸にあります。

今回は日帰りですが、次回は直島一泊二日の旅もいいですね。

 

 

 

 


「公民館シネマ&カフェ」です。

2012年06月24日 | 日記

東佐井寺公民館で映画を観て、ゆっくりお茶を飲んでいただく

「シネマ&カフェ」のお手伝いをしています。

今月は「武士の家計簿」を上映しました。 

今にも破たんしそうな下級武士の家庭を、そろばんと知恵で財政再建します。

子供を背負って「鯛じゃ、鯛じゃ」と祝うシーンは、ほほえましくもホロリとさせます。

(2010年 森田 芳光監督 129分)

 来月は名作「太陽がいっぱい」を上映します。 (7/28日 PM1:30~)

アランドロンのあのまなざしと、映画史に残るラストシーン、心にしみるテーマ音楽も、忘れられませんね。 

(1960年 ルネ・クレマン監督 118分)

 


「昭和の女優」です。

2012年06月23日 | 日記

昭和の日本映画を代表する、スター女優へのインタビュー集です。

原 節子、浅丘 ルリ子、岩下 志麻、吉永 小百合さんなど、その代表作の役と女優人生をたどれば、

そこから「昭和」という時代が、見えてくるようです。

 

原 節子さんはリバイバル上映で「青い山脈」「東京物語」「大番」を観ました。

…のような、という たとえの出来ない、きれいな女優さんでした。

浅丘 ルリ子さんは「男はつらいよ」のマドンナを四本務めました。

なかでも「男はつらいよ 寅次郎相合い傘」は、涙が出るほど私の好きな作品です。

 

若尾 文子さん、佐久間 良子さんも入れて欲しかったな…。

(伊良子 PHP出版 1,700円)

   

 


「私の図書館利用法」です。

2012年06月22日 | 日記

定年になって、本は図書館を利用してます。

吹田さんくす図書館、南千里図書館へ行きますが、どちらも蔵書二万冊程度で、本の状態も良いとは言えません。

そこで私は…。

毎週日曜日、新聞に新刊の書評・広告が掲載されます。

面白そうな新刊があれば、その日のうちにネットで予約を入れます。

ほとんど、まだ図書館に入って無く、新たに購入してくれて、順番待ち1番で連絡してくれます。

こうすると、新しいうちに本が読めます。

 

基本は新刊で読みますから、しばらくたって発売される文庫本ではあまり読みません。

新刊で読んでなかったものが、文庫本になった場合は、図書館ではなく、自費で購入します。

金額的にも安いことと、図書館の文庫本は、痛みの激しいものが多いからです。

 

読み終わった本、見なくなったDVD・CDは、年末の大そうじでまとめて、BOOKOOOに売却します。

引き取りに来てくれて、売却金額を振り込んでくれます。

本やDVDは好きですが、「たくさん持ってることは、なんの自慢にもならない…」と、思うようになりました。

 

 

 

 


「紫陽花の寺・三室戸寺」です。

2012年06月21日 | 日記

西国三十三所観音 第十番札所 紫陽花の寺として有名な三室戸寺です。 (京阪電車 三室戸)

五千坪の庭園は五月のツツジ(20,000株)が終わり、 六月は紫陽花(10,000株) が咲きほこります。

8:30の開門には、アマチュアカメラマン、寺ガールと言われる若い娘さんが並びます。

 

余り植物に興味の無い私は、紫陽花は青いもの…と思ってましたが、赤やピンク、白もあります。

 

白い紫陽花の向こうに、青い紫陽花が見えて…なかなかいい所です。

 

紫陽花もヒトも、暑い時は水分の補給が大事です。

そろそろビールの時間にしましょう。

 

 


「定年退職、丸二年」です。

2012年06月20日 | 日記

六十歳の誕生日に定年退職して、丸二年になります。

おかげさまで、六十二歳の誕生日を元気に迎える事ができました。

これと言って、スポーツや、健康法をやってる訳ではありません。

 

夜ご飯はできるだけ軽く、少なく…、納豆だけとか、サラダだけにしてもらいます。

朝、目が覚めると、お腹がすいたなぁ…と思って起きます。

朝5:00から一時間ほど歩くのは、身体をきたえるためではありません。

朝の空気が気持ちよく、楽しいから歩くだけです。

名前は存じませんが、すれちがう人に「おはようございます」の挨拶をして、私の一日が始まります。

 

六十二歳の目標は、もちろん「来年の誕生日を、元気で迎える」 ことだけです。

今日、有る事に感謝です。

 紫陽花は、雨上がりがよく似合います。

 


建築探訪「司馬遼太郎記念館」です。

2012年06月17日 | 日記

ここは何回訪れても、飽きのこない所です。

安藤 忠雄さん設計の「司馬遼太郎記念館」です。 (近鉄奈良線 八戸ノ里)

司馬さんが執筆していた書斎から、ガラスの回廊を通ります。

 

司馬さんの蔵書、六万冊の一部です。 (ちなみに、吹田さんくす図書館は蔵書二万冊です)

高さ11メートルの書棚に圧倒されます。

天井に龍馬の顔が浮かびます…わかりますか。

  

ここは展示品を観るだけでなく、来た人が司馬さんと対話をする、自分自身と対話をする…、

何かを感じる空間と言えます。

司馬さんは菜の花が好きだったそうですが、今日は雨の中、アジサイが咲いてます。

 

 


「TOKYO初夜ものがたり」です。

2012年06月16日 | 日記

と言っても、新婚さんのエッチな話ではありません。

今、話題の著名人が、無名時代 地方から東京に出て来て、最初の夜を語るインタビュー集です。

リリーフランキー、小山 薫堂、中村 うさぎさんなどの語り部に、始めたばかりの東京暮らしの 「青春の実像」を描きます。

 

梯 久美子さんは大宅 荘一ノンフィクション賞を受賞した「散るぞ悲しき 硫黄島総指揮官 栗林忠道」以来、

取り上げるテーマが面白く、新作の出るのが楽しみな作家です。

(梯 久美子 角川書店 1,500円)

小山 薫堂さんは、映画「おくりびと」の脚本で、注目を浴びました。

 

 


「関西大学講座 (前期) 」です。

2012年06月15日 | 日記

吹田市民大学・関西大学講座 (前期) が始まりました。

関西大学・千里山教室と南千里教室に、週2日通います。

千里山教室は、我が家から歩いて四十分かかります。

運動と勉強が同時にできる、いい講座です。

 

今回も、定員二百名いっぱいの受講生です。

文学部 カーティス・ケリー教授の「異文化コミュニケーション」です。

「言葉だけでなく、相手の文化を理解することによって、こちらも心が広くなる。

心が広くなれば、心は折れなくなります…」なるほど。

 

 

 


「詩仙堂 散策」です。

2012年06月14日 | 日記

京都・詩仙堂 丈山寺を散策しました。 (叡山電鉄 一乗寺)

ここは四季それぞれにいいですが、五月下旬のさつき、十一月下旬の紅葉が有名です。

建物も庭も、天災を免れ、往時をそのまま偲ぶことができます。

 

何も無い、静かな庭をぼんやりとながめながら、時を過ごします。

ぜいたくな時間です。

花の香りにに誘われて、来たのか…おまえも。

 


「忘れもの、と言えばカサですが…」

2012年06月13日 | 日記

 

電車の中や、呑み屋に忘れたことはよくあります。

このカサは、誰が忘れたのでしょう。

  

これは京都造形芸術大学の入口にある、オブジェです。 (市バス 上終町京都造形芸大前)

なんとなく、楽しそうな大学ですね。

ちなみに、AKB48のメンバーの衣装は、この大学の学生さんが手がているそうです。

 

 

 


「親の介護は…」です。

2012年06月12日 | 日記

私の友達には、自宅で親の介護をしてる人、週末、実家へ帰って、親の面倒をみてる人がいます。

なかなか、出来ることではありません。ご苦労さまです。

朝日歌壇から三首選びました。

 

わかってる病気がそれを言わせてる でもね母さん辛いよ私

叱られて泣く義母の居て叱りつつ 泣く妻の居る老老介護

母の文結びは「なんとかやってます」 その"なんとか"が子には重くて

 

私の母は九年前、八十八歳 米寿の誕生日に亡くなりました。

もっと何か、子として出来る事は無かったかと、思うばかりです。