風に吹かれてburabura日記

今日も、いつもの暮らしの出来ることに
感謝です。

「秋来ぬと」です。

2011年08月31日 | 日記

8月31日 子供の頃は夏休み最後の日で、今日が終わらなければいいのに、と思っているうちに、

夜になって しまいました。

 

海の近くで育ったので、海を見てるのが好きですが、夏のにぎやかな海より、

夏の終わりの、誰もいない静かな海が好きです。

 

「秋来ぬと 目にはさやかに見えねども 風の音にぞ 驚かれぬる」  (古今集 藤原 敏行)

(秋が来たと、目には はっきりと見えないけれど、吹いてくる風の音で、もう秋が来たと、驚かされることよ。)

朝早く歩くと、いつのまにかセミの泣き声は消え、さわやかな風に、秋がそこまできてる事を感じます。

朝のウォーキングの楽しさは、そんな季節の変わり目を、人よりちょっとだけ早く感じる事でしょうか。

明日から9月(長月 夜が長い月)です。

 

 


読書「昭和二十年夏、子供たちが見た日本」です。

2011年08月29日 | 日記

今、新作が出るのを楽しみにしている作家が、二人います。ひとりは工藤 美代子さんと、この、梯(かけはし) 久美子さんです。

梯 久美子さんは2006年、「散るぞ悲しき 硫黄島総司令官・栗林忠道」で大宅荘一ノンフィクション賞を受賞しました。

この「散るぞ悲しき」は面白くて、私は何人かの友達に本を買って、これ読んでみて、と送ったほどです。

さて、今回の「昭和二十年夏、子供たちが見た日本」ですが、これはシリーズ三冊目になります。 (角川書店 1700円)

1作目 「昭和二十年夏、僕は兵士だった」では、当時兵隊だった、三国蓮太郎さん、水木しげるさんなどが、

「もうねぇ、死体慣れしてくるんです。紙くずみたいなもんだな…」と、 生々しい戦争体験を語ります。

2作目 「昭和二十年夏、女たちの戦争」では、赤木春恵さん、緒方貞子さんなどが、「私が一番きれいだったとき、

私の国は戦争をしていた」と、青春時代の戦争体験を語ります。

そして今回「子供たちが見た日本」では、児玉 清さん、山田洋次さんなどが、子供の目から見た戦争体験を語ります。

  

 戦争が終わって66年、平和な日々に感謝すると共に、もう10年もすると、戦争を語り次ぐ人もいなくなるのではないかと、

それだけが気がかりです。


「61才で青春18切符・番外編」です。

2011年08月29日 | 日記

青春18切符を使って、尾道まで行って、吹田へ日帰りすると、1日のタイムスケジュールはどうなるのでしょう。

今回のスケジュールです。

<行き>                     <帰り>

JR吹田駅6:30 普通  ↓            JR尾道駅14:45 普通   ↓        

JR大阪駅6:50 新快速 ↓           JR岡山駅16:00 普通    ↓   

JR姫路駅8:00 普通  ↓            JR相生駅17:30 新快速  ↓    

JR岡山駅9:30 普通  ↓            JR新大阪19:15 普通   ↓             

JR尾道駅10:50着                JR吹田駅19:30着  (帰る時間をもっと遅くすると、お昼のフリータイムがとれます)

これで尾道でのフリータイムは10:50-14:45分、4時間弱、正味3時間半くらいです。

せっかくの尾道ですから、ランチタイムを休憩かねて1時間とると、見学タイムは2時間半。見たいところを二か所に絞りました。

尾道は映画のロケ地もたくさんありますが、さすがに観光地化されて、風景も変わってます。

映画に使われた場所で、そのままのアングルで写真撮るとか、もう少し、ゆっくりと楽しみたかったかな、と思いました。

駅の近くに尾道に馴染みの人の足型があります。 これは西川ヘレンさんです。ほかに高山 厳さん(心凍らせて…の)とか、犬塚弘さん

(クレイジーキャッツと言っても、もう知らない世代が多くなりました) 何かイマイチ、メジャーで無い人ばかりです…尾道らしいですね。

左:ヘレンさんの足形   右: 地元で人気の「朱華園」の中華そば。平日の昼間で、これだけ行列のできる店です。

 

最後にもうひとつ。新快速にはトイレはついてますが、普通車両には殆どついてません。

私のようにトイレの近い人は、がまんするのではなく、熱中症対策に水分を取ることと、合わせてトイレの対応もお忘れなく。

19:30JR吹田駅到着です。初めての「青春18切符」 尾道・日帰りの旅でした。さぁ、お疲れ様ビールです。

 

 


「61才で青春18切符・てっぱん編」です。

2011年08月26日 | 日記

「青春18切符」とは、簡単に言うと、5マイつづり11,500円のJR切符です。(1マイあたり 2,300円)

1マイで日付けが変わらない限り、乗り放題ができます。 (新幹線、特急は除く)

ひとりで5マイ使っても、5人で1マイずつでも、使えます。

さて、文学と映画の町、尾道ですが、お昼は「尾道ラーメン」と言いたいところですが、どうも観光客向けの気がして、B級グルメの定番、

「てっぱん」のお好み焼きにしました。 駅で「てっぱんマップ」もくれますが、その中で、地元の人が行くお店に入ります。

生地をうすーく伸ばします。たっぷりのキャベツ、もやし、イカ、豚肉、天かす、メンなど、てんこ盛りになるくらい載せます。

  

気長に待って、焼けたら卵をポンと割って載せて、ソースをたっぷり、あおのりと粉カツオをふって、「尾道風お好み焼き」の出来上がりです。

これは、冷えたビールによく合います。尾道のお好み焼きには、大阪と違って、マヨネーズはかけません。

 

かなりのボリュームと思いましたが、野菜たっぷりで熱いのをハグハグ、冷たいビールをゴックン。 ハグハグ、ゴックンの、くり返しです。

「青春18切符」で日帰りを楽しむには、滞在時間は限られています。 かけ足で行きましょう。次回は「青春18切符・番外編」です。

 


「61才で青春18切符・文学と映画編」です。

2011年08月26日 | 日記

「青春18切符」が、中年の旅行者にも人気、とは知ってましたが、ひょんな事で、私も行くことになりました。

61才、恥ずかしながら「青春18切符・日帰りの旅」 行先は若い頃に訪れた、文学と映画のロケ地、尾道です。

四十年ぶりに訪れた、「文学のこみち」を歩くと、昔あった林芙美子の文学碑が、そのままありました。

左 : 「海が見えた。五年ぶりに見た尾道の海は…」 で始まる 「放浪記」です。  右: 千光寺山から見下ろす、尾道の町並みです。

 

文学の次は「映画資料館」です。 ここには尾道でロケをした、小津安二郎監督の名作「東京物語」、大林宣彦監督の尾道三部作

「転校生」「時をかれる少女」「さびしんぼう」他、特に日本映画の資料がずらり、ここだけで半日は欲しいですね。

左: 原 節子さんと笠知衆さん 中: 原田知世さん(1983年作、もう28年前になりました) 右: 「下町の太陽」は倍賞千恵子さんと勝呂誉さんです。

   

文学と映画の日帰りの旅、というより、かけ足の旅、次回は「てっぱん編」へ続きます。

 

 

 

 


芝居「父と暮せば」です。

2011年08月23日 | 日記

劇団・道化座の芝居「父と暮せば」を見ました。  (兵庫県立芸術文化センター 中ホール)

この作品は、元々井上ひさしさんの、原爆投下後の広島を舞台にした、父と娘の二人芝居です。

私は、それを映画化した、映画版「父と暮せば」は何回か見たのですが、芝居「父と暮せば」を、機会があれば、見たいと思ってました。

映画版は監督 黒木和雄、父親に原田芳雄、娘に宮沢りえ、です。

芝居は上演時間80分、舞台装置もシンプルなものですが、それだけに出演者、たった二人の力量が問われます。

左:映画版ポスター  右: 道化座の芝居、クライマックスです。

 

たまたま最前列でしたので、役者さんの、涙と汗の飛び散る熱演が、よく解ります。

原爆で亡くなった父に、生きる勇気をもらった娘が言う、最後のセリフです。

「おとったん、ありがと ありました」 年くったせいか、涙もろくなって、ボロボロ泣いてしまいました。

劇団・道化座は阪神淡路大震災の時に、何もかも失くして一から立ちあがって、神戸の人たちに芝居を見てもらったそうです。

今回、原爆投下後の廃墟の広島から立ち上がる、父と娘の姿に、3月11日から5ヶ月がたつ、東日本大震災の被災地の姿が重なりました。

芝居も、映画版「父と暮せば」も、機会があればご覧ください。

 


映画・原作「人間の條件」です。

2011年08月22日 | 日記

BSプレミアムで、映画「人間の條件」(全6部作)が、8月15日から、6夜連続で放映されました。

監督は小林正樹、主人公の梶は仲代達矢、主人公、梶を通して戦争における、人間性を描いた作品です。

映画は1959年から61年にかけて公開され、全上映時間は9時間31分に及ぶ大作です。

私は二十歳くらいの頃、五味川純平さんの原作を詠み、リバイバル公開された映画、全6部作一挙上映を見ました。

できればこの機会に、たくさんの人に、この原作を読み、映画を見てほしいと思います。

日本映画史上に残る作品です。

五味川純平さんはもう一つ、「戦争と人間」(全18巻 文庫本全9巻)という、日中十五年戦争から、太平洋戦争を描いた、大河小説が

あります。日活が、3部作として映画化しました。 (全上映時間9時間23分 山本薩夫 監督 北大路欣也、吉永小百合、山本学)

「人間の條件」が、原作に忠実に映画化した作品に対し、「戦争と人間」は後半、大きく映画的に脚色した作品と言えます。

いずれも、昭和の近・現代史としても、エンターテイメント作品としても、見逃せない作品です。

 

 

 

 

 

 


「夏の終わり」です。

2011年08月20日 | 日記

朝5:00から、1時間くらいのウォーキングをしてますが、夜明けがちょっと遅くなりました。

夏前なら5:00で充分、明るかったのですが、今はまだうす暗く、歩いているうちに明るくなります。

いくつものセミの亡骸が転がって、泣き声も弱くなりました。

 

「一瞬の夢・一生の記憶」のキャッチフレーズの第93回 全国高校野球選手権大会、夏の甲子園も

今日が決勝戦、西東京代表の日大三高が、参加4014校の頂点に立ちました。

毎年ですが、夏の甲子園が終わると、なぜか、「夏の終わり」を感じます。

 

お盆休みで大阪に帰ってきてた娘夫婦も、昨日、茅ヶ崎へ帰りました。

また、夫婦二人の静かな生活が始まります。

「元気でいるか 街には慣れたか 友達出来たか 寂びしかないか お金はあるか 今度いつ帰る」

どこのお父さん、お母さんも、親元を離れた、子供を思う気持ちは同じでしょう。

( さだまさし 「案山子(かかし)です」)

 


読書「インパラの朝」です。

2011年08月19日 | 日記

これも、前から読みたかった本です。

「インパラの朝 ユーラシア・アフリカ大陸648日」 中村 安希 (集英社 1500円)

26歳の作者が、ユーラシア・アフリカ大陸へ2年間の旅にでます。

アラビア半島からアフリカに渡り、ウガンダで孤児と生活し、タンザニアで宝石掘りをし…。

おんぼろ列車、船、バス、トラックを乗り続け、旅を続ける中で、人間社会の深い闇と、

確かな希望を発見していきます。

第7回 開高 健ノンフィクション賞受賞作です。

それにしても、若い娘ひとりで、言葉も通じない、治安や病気、食事や飲み水の不安がいっぱい

ある外国を、よく旅するものですね。 冷たいビールが無いと生きてゆけない、私にはできそうもありません。

 

 


「笑像画」展です。

2011年08月17日 | 日記

「第16回 笑像画・似顔絵で日本を元気に!」展を見てきました。  (アサコムホール 8/15-26日 土日休み)

週刊朝日の巻末付近に「山藤章二の似顔絵塾」という、似顔絵の人気投稿コーナーがあります。

この笑像画展は、関西在住の似顔絵塾の投稿者による、似顔絵展覧会です。

たとえば、なでしこジャパンの澤 穂希さんなら、こんな似顔絵になります。 おもわず、笑っちゃいますね。 

まだ、独身女性ですからね。それにしても良く似てます。どこから見ても、澤選手です。 (本人見たら、怒るんちゃう)

29名の塾生が、他にもAKB48、嵐、などの歌手や芸能人、鳩山さん、小沢さんなどの政治家の似顔絵を、展示しています。

今朝の朝日新聞(8/17日) 24面に「笑像画」展の記事が出てます。

 


「アルバムのチカラ」展です。

2011年08月16日 | 日記

写真家・浅田政志さんの「アルバムのチカラ」展を見てきました。 (梅田HEP HALL  7/30-8/21日 )

これは「家族写真」「アルバム」をキーワードに、東日本大震災の被災地を巡った記録を、展示したものです。

自衛隊の人々が、ガレキの中から探した泥だらけのアルバム、それを一枚一枚手で修復している人たちがいます。

被災地のニュースでも、ガレキの中から、なんとかアルバムを見つけ出そうとする、人々の姿がありました。

改めて「家族写真」の大事なことに、気がつきます。アルバムには、その家族だけの歴史が刻まれています。

お盆休みに帰省して、家族が揃ったら、みんなで「家族写真」撮ってみませんか。

 

 


「お盆休み」です。

2011年08月15日 | 日記

お盆になりました。休みを利用して、娘夫婦が帰ってきました。

娘が、「東野圭吾、面白いよ」と、本を貸してくれました。

どれも最近の話題作、ベストセラー作です。

  

今、売れっ子の東野圭吾さんですが、余り売れてない頃、「ある閉ざされた山荘で」などの本格ものを、私は読んでました。

当時の作品は、本格ものとしては、伏線のはり方、トリック、オチが甘く、イマイチの作品でした。

作風が変わったのは「秘密」の頃からでしょうか。「秘密」 「白夜行」 「片思い」 「手紙」 「幻夜」と、立て続けに、5年ほど直木賞の候補に

なりながら、連続して落選…。私は「白夜行」で、直木賞を取ってもよかったのに、と思ってました。

2006年「容疑者×の献身」で、やっと124回直木賞を取ります。良かったですね。

さて、暑い夏の夜はミステリーと、冷たいビールで過ごしましょうか。


「お風呂のタイル修理」です。

2011年08月14日 | 日記

パークに入居して、28年になります。

さすがに、あちこち痛んできましたが、今回はお風呂のタイルが、はがれました。

今まで何枚か、はがれては貼り、はがれては貼り、してきたのですが、今回は新たにタイルを買って修理します。

材料は新しいタイル、接着剤、目地、あればマスキングテープ どれもホームセンターにあります。

(1)タイル…今までと同じタイルは廃番になって、手に入りません。それならばと、INAXで見本を見て、黒っぽいタイルにしました。

(2)タイルの接着剤…東急ハンズにセメダイン「浴室・外壁タイル用」がありました。

(3)タイルの目地…ダイエーに「タイル目地補修材」がありました。タイルを補強するセメントです。

 

左: タイルをはがして、床面をきれいにします。 中: 黒っぽい部分が新しいタイルです。周囲の白いタイルは今までのもの。 右: マスキングテープを貼ります。セメントのはみ出しが、きれいに仕上がります。

  

目地(セメント)をこねて、タイルの間に流し込みます。目地の固さはテキトーです。目地が乾いたら、マスキングテープをはがして、

濡れたぞうきんで、はみ出しや汚れをふき取ります。これで完成です。

 

ちょっと線の太いとこ、細いとこありますが、百点満点など求めず、良しとしましょう。日曜大工など興味の無い、道具も無い、どんくさい私でも

ありあわせの材料で、この程度のタイル修理はできました。

今度修理する時は、思い切って、高齢者向けに(何年か先の私)に対応した、リニューアルが必要でしょうね。

さぁさぁ、ご苦労さまの、冷たいビールにしましょう。

 

 

 


「日航ジャンボ機墜落事故から26年」です。

2011年08月12日 | 日記

1985年 8月12日 午後6時56分 日航ジャンボ機羽田発123便が群馬県御巣鷹の尾根に墜落して、26年になります。

乗客乗員524名中、死亡者数520名、生存者4名、国内航空機史上最多の死亡者数を出した事故です。

あれから26年といえば、日本航空の社員でさえ、知らない世代が増えたと聞きます。

8月12日日航ジャンボ機墜落事故、1月17日阪神淡路大震災、そして3月11日東日本大震災、何年たっても

風化させてはならない日々だと思います。  合掌。

 


「震災から五カ月目」です。

2011年08月11日 | 日記

3月11日の東日本大震災から、五カ月目になります。

まだ、福島第1原発の収束の見通しは、まったく立っておりません。

改めて、「原子力エネルギーとは、人間のコントロールする事の出来ないエネルギーだ」 と思います。

朝日新聞の朝日歌壇から三首、選びました。

 

 原発の大事故千年に一度のみと。 三十二年に三度起こりし

 「福島を出ます」とおさな子を連れし 背が去りゆく雨の向こうに

原発は悪いものだと言ってません 怖いものだと言ってるのです

 

LED電球を使った「ねぶた」です。 気持だけは、いつまでも被災地に寄り添いたいものです。