作家・森 絵都さんと文学部教授・柏木先生の対談をお聴きしました。(関西大学・教養講座)
柏木先生の進行で、森さんが幼い頃から作家になるまでを語ります。
お母さんが良く図書館を利用する人で、自然と本に親しんだこと、
小学校の時「ナルニア国」シリーズにこんな面白い世界があるんだ、と感激したこと、
自分が書くとしたら自分が来た道、児童文学か中・高校生向きの作品なら、と思ったこと。
「リズム」で講談社児童文学賞、「DIVE!」「カラフル」など中・高校生に人気の作品、
一般文学にシフトした短編集「風に舞い上がるビニールシートで直木賞受賞。
自分に出来るだけの仕事しか引受けない、自分で取材して作品の土台を固めると、
主人公や脇役が動いてくれる、という話に誠実なお人柄を感じました。
帰りに早速、文庫本「風に舞い上がるビニールシート」を買いました。