ジルとうなぎの 風に吹かれて気ままにキャンプ

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ZiL 520のタイヤの空気圧と変位量

2018-01-19 |  点検と整備

昨日、ZiL 520のタイヤを交換する前に、標準タイヤでの空気圧と変形について調べてみた。

タイヤはRD613  195/70R 15J  でタイヤの目は3分くらい。

これは、2年前に取替えたがこれまでに約34,000km走って、2度の北海道や東北の旅も経験した。

前タイヤはもう少し目があるが、後輪をタイヤの最大負荷能力いっぱいで使っているので入替えは、あえてしていない。

入替えて万一前輪がバーストしたらコントロール出来ない。

今の車重は、3,040kg(車検時の重量) + 200kg (燃料+荷物+発電機) 合計約 3,240kg程度。

後輪一輪が受ける荷重は、約900kg弱程度であり、この状態で測定。

長旅に出るときは、水、燃料、荷物を満載するので総重量は3,500kgを超える。

タイヤの空気圧毎の変位はタイヤの接地面からホイールリムまでの変位量を測る。

出来ればタイヤのつぶれ度合が分かるようにデカイノギスで幅方向を測ればいいが、すぐには想いつかない。

測定精度を上げる為に、下にはコンパネを二重貼りしたものを敷いた。

測定方法は、ホイールに定規を固定して空気圧をMAXの600KPaから50KPaずつ減らしていく。

600KPaの空気圧を基準としてタイヤの変位を測る。

 

600KPaでの目盛りを基準値 0とする。(画像はクリックすると拡大します)

   

 

550KPaでは、1.5mm下がった。

タイヤの変形は僕の目ではほとんど分からない。

                             

 

500KPaでは、3.0mm下がった。

タイヤの変形は接地面付近で少し外側に開いた。ここまで減るといつも気をつけている人は分かる。

   

 

450KPaでは、4.5mm下がった。

遠くから見てもタイヤの空気が少し少ないのが分かる。

   

 

400KPaでは、6.5mm下がった。

   

タイヤの荷重が約900kgかかった状態での変形量は 50KPaで約1.5mm 100KPaで3.0mm だというのが分かった。

グラフを描けばリニアになる。

さらに分かったのは、600KPaから550KPaに減っても僕の目ではほとんど分からなかった。

自分の目で分かるのはそれ以上減ってからだ。

タイヤの空気圧が低いまま乗るとバーストしやすいと言われる。

仮に空気圧が100KPa低いまま乗ると、変位量は3mmだ。

しかし、30,000km乗るとすると、

30,000km ✖ 1,000m / 0.653m タイヤの直径 /3.14 円周率 =  約1,463万回

タイヤは荷重が掛かれば当然変形するが、余計な3mmの屈曲を1,463万回もする。

タイヤも金属疲労と同じだと思えば理解しやすい。

タイヤの大きさや種類、そしてそれに加わる荷重が変われば当然変形量も変わる。

タイヤメーカーは負荷荷重と空気圧に対しては大変シビアだ。

タイヤは命を乗せてますというコマーシャルがあったが、まさにその通りだと思う。

次回にこの測定を行うときには、タイヤのつぶれ度合が測れる方法で試してみたい。

 

午前中はこんな事をして終わる。

昼は、カミさんと歩いて近くにランチに行った。

最近は、昼にこれだけ食べたら多すぎる。

運動しない分、食べる量を減らしているつもりだが、それでも中々追いつかない。

 

整備や快適化はこちらに沢山あります。

 

コメント (4)
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