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サブバッテリーについて 

2018-01-27 |  サブバッテリー

 

キャンピングカーには車本体の電源であるメインバッテリーの他に、エンジンが止まっても電気製品が使えるように電源としてサブバッテリーが積まれている。
メインバッテリーはほとんどが充電しながら使のに対して、サブバッテリーは充電したものを使い、そしてまた充電するという使い方をする。
その為に沢山電気を使っても痛みにくいディープサイクルバッテリーを使う。

これはジルに積まれているジェネシスディープサイクルバッテリー 91.5Ah × 3個

 

単にディープサイクルバッテリーと言っても多くの種類があるが、今日は鉛系のディープサイクルバッテリーについて少しふれてみたい。
ネツトで検索するとありとあらゆる物が出てくるが、大きく分けて低電圧系と高電圧系の二種類に分かれる。
サブバッテリーを選択する上で最低限知っておかなければならない重要事項だ。

高電圧計のディープサイクルバッテリー  満充電には14.7V以上必要 (温度25度)
価格が安い 10,000~20,000円 非密閉型でいずれも横倒し不可
ライフ的には2~4年程度

AC-Delcoのボイジャー         14.3~14.6V 最終的には15V必要
ブライトスター SMF27MS-730等     14.7V
G&Yu SMF27MS-730等       14.7V

基本的には同じようなバッテリーなのに問合せる会社によって充電電圧が違う。
AC-Delcoの充電電圧は14.3Vでいいと言うことではないので注意。

  


低電圧系のディープサイクルバッテリー  一般的に満充電には14.4V程度が必要 (温度25度)
殆どが 完全密閉型 AGMタイプ(電解液をスポンジ状のマットにしみ込ませてある)であり、価格も高い。
27,000~40,000円  ライフ的には5年~10年

パワーソニック ディープサイクルバッテリー PS-121000
Xinneng ディープサイクルバッテリー
FIAMMのディープサイクルバッテリー
VARTA ディープサイクル AGM 830
オプティマ ディープサイクルバッテリー    
ジェネシス ディープサイクルバッテリー NP100-12 (USA)
まだまだ色々なディープサイクルバッテリーがある。

  

 

しかし、車のオルタネーターの電圧は14.2V程度であり、メインバッテリーをつなぐと13.8V以上にはならない。ほんの十数年前までは、どの車も13.8Vだったが最近はほとんどの車が充電制御されているため、13.8Vを維持している車は少ない。

多くの車に取付けられている外部充電器は、低電圧系の14.4Vまでのものが多く、そういった車に高電圧系のバッテリーをつないでも中々満充電にはならない。

よく使われるすぐれもの充電器 低電圧タイプで13.9Vと14.4Vの切替えが可能。


1泊2日の旅ならいいが、連泊ともなるとたちまち電気不足に陥るだろう。
高電圧系のバッテリーも新しいうちは、内部抵抗が低いので走行充電でも入るが、1年もすると急激に落ちてくる。
一晩に使う電力が少ないので満充電にならなくてもいいと言う考え方もあるが、サブバッテリーは満充電することにより各セルが均等化されてバランスを保っている。
そのような使い方をすると電子レンジも使わないのに、2年しかもたない等の不具合を生じるだろう。
そうならない為に時々専用の充電器で充電するか、ソーラーパネルを取付けてサブバッテリーの電圧を上げてやれば寿命の延長は可能だ。

高電圧系のバッテリーは安価なので確かに魅力だ。しかし、普通の走行充電で入りにくいので専用の走行充電器がついてない車やソーラーの小さなものしか付いてない車にはあまり薦められない。

中古のキャンピングカーを購入した場合など、当初のバッテリーでなく安価な高電圧のものが付いている場合も多い。一度、ビルダーに問合わせして当初どのようなバッテリーが付いているのかを確認することが必要だろう。


高電圧系のバッテリーは安価なせいか、色々な所で販売されている。そのせいか、長期在庫品や正規品ではないものもあると聞く。
バッテリーは生ものであり生き物であると考えて、きちんとしたところで購入したほうがいいと思う。

 

整備や快適化はこちらに沢山あります。

 

コメント (8)
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