ジルとうなぎの 風に吹かれて気ままにキャンプ

キャンピングカーと趣味について気ままな生活のブログです。

ロスの大きいバッテリー切替スイッチ

2020-01-08 |  快適化(電気関係) 

1月 7日 火曜日

今日の天気は曇りだが、寒の入りが過ぎたというのに今日は暖かい。

でもこれから2月の終わり頃までは寒い日が続くんだろうな。

暑いのもイヤだが寒いのも苦手。

夜は七草がゆを食べながら健康で一年が過ごせるように祈った。

 

今日のキャンカーネタはバッテリー切替スイッチについて。

昨年の北海道の旅で、バッテリープロテクターのトリップ電圧を12.5Vにしたら誤動作した。

ろくに調べもしないで電圧調整したら、意外に電圧ドロップが大きかった。

 

うちのジルにはリン酸鉄リチウムバッテリー(LifePO4)の400Ahを2セット載せてバンク切替で使っている。

バンク切替と言っても、普段使わないときは循環電流が流れないように各々を独立してオフにしているが、使うときはパラで使っている。

そのバッテリーバンクの切替にこの切替器を使っている。

定格はDC32V 連続280A、断続380Aというものだが、損失の記述が無い。

 

 

取付けた場所はSUB1とSUB2の間の壁に固定した。

プラスの配電端子付近がロスが少なくていいが、大きなスイッチは中に入らない。

配線は22SQのKIVを使用。

 

 

外観は立派だが、接点は3mm厚の銅板にボッチが出ただけのもの。

 

 

このボッチの接点だけで電流を流す。

接点が焼ける熱を大きな銅板で吸収しようというもので外国製のものに多い。

接点は大丈夫だが損失が大きい。

 

切替スイッチの回路の電圧降下を測定する。

バッテリー端子から切替スイッチを経由して配電端子までの電圧降下を測る。

22SQケーブル 40cm  + 切替器 + ケーブル120cm   

 

まずは電流が10Aのときの損失は ?

 

 

約40mVの電圧降下。

 

 

次は左側のサブBだけで電子レンジを動かす。

電流は全部で100A程度流れている。

 

 

う~む、 0.32Vの電圧降下は大きいなー。

配線ロスが0.12Vで切替器が0.2V程度。

切替器だけでなく配線も長いのでロスが大きい。

 

 

回路としては、100A流れたときの LifePO4 の電圧降下が0.32V程度あるし、マイナスラインも長い。

全体としては、0.8V以上電圧が下がりそう。LifePO4 の通常の動作範囲を13.3~13.0Vとすると、配線や切替器での電圧降下を考慮すればバッテリープロテクターは12Vで設定しないと誤動作しそう。

 

快適化やトラブル事例はこちらに沢山あります。

(出来ればパソコンで見て下さい。スマホは分かりにくいです。)

 

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