梅雨が明けると本格的な暑い夏がやって来るが、夏はキャンプシーズンでもある。
そんなキャンプに一つあれば便利なのがポータブル電源。
普通みなさんがポタ電と言っているそれのこと。
最近はポタ電の種類も増えて、片手で持てる小さなものから
両手でよいしょと引っ張っていく大きなものまで種類も豊富。
用途に合わせて選べばいいが、今回、車中泊をメインに
普段使いが出来て非常時に役立てばと考えた。
かなり欲張りだが、車中泊を主に考えたらそこそこなものになりそう。
① バッテリーの容量は1,000Whクラスが欲しい。
② 電子レンジやIHも使いたいのでインバーターは1.5KWほしい。
③ 長く使いたいのでリン酸鉄リチウムバッテリーがいい。
④ 機器の保証は長いほうがいいが、5年くらいが最長かも。
⑤ ①~④も大事だが、やっぱり価格が安いのが一番
ここまで上げると、候補に挙がるメーカーは数社に絞られるが、今回紹介するのが
RENOGY の「ポータブル1000」と言う機種。
上の全てをクリアして、特筆するのは価格が「98,000円」とコスパは最高
こんなのがあるのかと知らない人も多いはず。
HPに控えめに掲載されて、大したPRもしていない。
RENOGYのバッテリーも機器も色々使って来たので、その性能の良さはよく知っているつもり。
でも、このポタ電はデザイン的には角張ってボクの好みからはちょっと今一かも。
見てくれも大事だが、ここは使い易さと性能を重視して、最後は価格が決めてになる。
そんなRENOGY の「ポータブル1,000」が届いた。
かなり大きくて重いので、このまま開封。
箱は二重で、まず上のに入っているのは接続コードと取説。
その下にポタ電が納まっている。
大きさは 464 x 274 x 294 mmで、重量は18.6kgでそこそこ重い。
リン酸鉄は三元系に比べて電力密度が低いのでサイズも重量も大き目で重くなる。
このクラスとしては大きい部類に入ると思う。
何となくノッペリしている感じだが、車内に置くと存在感を出さずにスッキリした感じ。
届いたばかりだが、ちょっとこれだけだと寂しいので内部を公開。
裏ブタのトルクスネジを緩めれば簡単に開く。
詰め込み過ぎてなくて適度な空間を確保しているのがいい。
今日は忙しいので開封だけにして、細かい説明はまた今度。
これからポタ電を買う人のために注意事項として、
ポタ電も初期は三元系の18650タイプのバッテリー(充放電回数800回程度)だった。
最近では、3,000回程度充放電可能なリン酸鉄リチウムバッテリーの物も増えて来た。
火災などの安全性も優れているので、これから買うならリン酸鉄リチウム系がおススメ。
ポタ電は故障しやすいので機器の保証は長い方がいい。
故障すれば有料で修理すればいいと思うかも知れないが、修理不能で返ってくるケースが多い。
保証が切れて故障したら、簡単な故障以外は修理できないと思った方がいい。
修理出来たとしても、部品だけの交換を行わずにユニットで交換するので修理費も高価。
ポタ電は定格の8割くらいで使うのを心がける。能力いっぱいで使うのは故障の元。
充電はゆっくりと、急速充電はバッテリーの寿命を縮めるし、三元系バッテリーは火災の元。
1,000Whくらいのポタ電で真夏のクーラーやエアコンを動かしても1~1.5時間しか使えない。
涼しくなる前に電気が無くなるので、それが目的なら本格的なサブバッテリーを積もう。
過去記事
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