令和3年4月21日、全国では5291人、近畿2府4県で初の陽性者2,000人超えを記録、府県別では大阪:1242人、兵庫:563人、奈良:112人と、過去最多を記録した。
我が奈良県では初の3桁を記録、人口十万人当たりの新規陽性率も全国4位と高いポジションをキープしている。であっても、他の感染者の多い地域の様にまん延防止重点処置は適応されていないし、緊急事態宣言の要請もしていない。


荒井知事は、大阪が火事を消してくれない事には、奈良の類焼は止まらないとの意見で、それも一理あるとは思っている。でも、まあ、そろそろ重い腰を上げても良いころだとも思うのだけれど。
何しろ、状況は変化している。
阪神間の医療崩壊はすさまじい。
21日、40台男性が自宅療養から入院することが出来ずに亡くなった、入院先が確保できなかったと、神戸市が苦しい発表をした。
そして、21日時点で市内の入院調整中の人は1313人に上る。同局の花田裕之局長は「できる限りの対応はしているが、何人亡くなられてもおかしくない状況だ。その中で一番命が危ない方の入院を優先させている。毎日の命の選択を行っている」と厳しい実情を明かした。
尼崎市の長尾クリニック 長尾和弘先生のブログを見ても、凄まじいまでの現況が感じられる
奈良県中部田原本町の坂根医院周辺では、今のところ医療崩壊は感じられない。しかし、新型コロナの急速な広がり、特に若年者への感染拡大は幼稚園や保育所、小学校、中学校、高校、大学への感染拡大で肌で感じるまでになって来ている。
変異株は、本当にたちが悪いです。これまでは親から子供に感染が広がるパターンでした。学校の中での感染拡大は、合宿生活をしていたり、クラブ活動で密なつながりがある場合に限られていたのに、変異株は普通の学校生活でもクラスターを作ってしまうようです。
今後、これまで様な老人施設、病院などでのクラスターばかりではなく、学校や幼稚園、保育所、塾などでのクラスターが連発すると予想されます。
今日も幼稚園休園の相談を受けました。保健所も対応困難な様子です。新型コロナが若年者で出現したら、変異株と考えましょう。そして、より厳重な対処をしていくしかありません。基本に立ち返って感染確率を下げるしかありません。三密を避け、マスク着用、手洗いの励行、 この危機を、何とかしのいでいきたいですねぇ