国立感染研究所の発表によると
「 2020年第1週の定点当たり報告数は13.93(患者報告数64,553)となり、前週の定点当たり報告数23.24より減少した。
都道府県別では秋田県(45.20)、岐阜県(40.78)、鳥取県(26.31)、茨城県(24.98)、滋賀県(24.65)、愛知県(23.08)、福島県(22.93)、島根県(22.92)、沖縄県(22.84)、長野県(22.77)、大分県(20.17)
」
「全国の医療機関をこの1週間に受診した患者数を推計すると約45.7万人(95%信頼区間40.2~51.3万人)となり、前週の推計値(約87.7万人)より減少した。」
「国内のインフルエンザウイルスの検出状況をみると、直近の5週間(2019年第49週~2020年第1週)ではAH1pdm09(98%)、B型(1%)、AH3亜型(1%)の順であった。」
2019-2020シーズンの第50週(12/9~15)第51週(12/16~22) 第52週(12/23~12/29) 2020年第1週(12/30~1/5)
下は、先シーズンの年末年始の推移です。上下がほぼ同じ期間ですので、今シーズンの流行は、昨シーズンに比べて早いことがわかります
2018-2019シーズンの第50週(12/10~16)第51週(12/17~23) 第52週(12/24~12/30) 2019年第1週(12/31~1/6)
第1週の報告数が減ったのは、正月休みのせいかと思いましたが、例年、その期間も減少していないので、正月休みの分は補正しているのでしょうね。
昨シーズン 2019年第1週の定点当たり報告数は16.30(患者報告数78,116)となり、前週の定点当たり報告数11.17より増加した。
今シーズン 2020年第1週の定点当たり報告数は13.93(患者報告数64,553)となり、前週の定点当たり報告数23.24より減少した。
少し足踏みする程度と予想されていたので、2020年第1週の患者数減少は予想を超えています。
では、このまま今シーズンの流行が終焉に向かうのでしょうか?
そんなことはなさそうです。当院の来院患者数は緩徐に増加しています。
昨シーズンの今後の推移を見てみましょう
2019年第2週(1/7~1/13)38.54 第3週(1/14~1/20)53.91 第4週(1/21~1/27)57.09 第5週(1/28~2/3)43.24 第6週(2/4~2/10)26.28
第7週(2/11~2/17)12.49 第8週(2/18~2/24)8.99 第9週(2/25~3/3) 5.93
と言うような経過を昨年はたどりました。昨年はB型の流行がなかったです。
今シーズンはB型春先に流行ると予想されています。
手洗い等の予防策を講じてくださいね
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