12月3日、新型コロナウイルスの感染拡大による医療体制のひっ迫を受けて、大阪府は対策会議を開き、大阪モデルの「赤信号」を初めて点灯させることを決定しました。 大阪府では12月2日に427人、3日386人の新規感染者が確認された。大阪モデルで赤信号(レッドステージ1)を呼びかける期間は12月15日まで。この間、大阪府民に対しては『できる限り、不要不急の外出を自粛すること』を呼びかけます。また、大阪市北区と中央区のアルコール類を提供する飲食店などを対象に“12月11日”までとしていた時短営業要請についても“12月15日”までに延長します。
吉村洋文知事は会議で、「医療体制の逼迫(ひっぱく)は厳しい。医療崩壊を防ぎ、命を守ることを第一に対策を取りたい。医療の非常事態宣言を発令したい」と訴えた。
吉村洋文知事は会議で、「医療体制の逼迫(ひっぱく)は厳しい。医療崩壊を防ぎ、命を守ることを第一に対策を取りたい。医療の非常事態宣言を発令したい」と訴えた。
全国的に新型コロナウイルス感染者の増加が止まりません。 札幌市での感染拡大が続く北海道では、第2の都市・旭川市でも深刻な状態に陥っています。 旭川市の西川将人市長は「一日の感染者数としては、過去最多46名の感染が確認されました。また、複数のクラスターが同時並行で発生している」と説明し、旭川市の複数の病院や福祉施設などで新たなクラスターが発生しています。 全国での新規感染者数は、これまでで5番目に多い2434人で、死者は32人でした。 こうした状況に、日本医師会は「師走が正念場だ」と強く警鐘を鳴らしています。 日本医師会・中川俊男会長は「日本が誇る公的医療保険制度、国民皆保険が国民の命と健康を守ってきた。その体制が崩れ始めるという。もうすでに崩れ始めているところもある。(感染者数が)減少に転じなかった場合、次の段階に入る。緊急事態宣言をもう一度という事態になる可能性はなくはないので、この師走は正念場だ」と話し、感染者が減らなければ、緊急事態宣言を出すという次の対応が必要になるとの見方を示しました。
奈良県は12月3日、10~90代の男女39人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。県内の1日当たりの感染確認者数としては、8月18日の37人を上回り過去最多。いずれも軽症か無症状という。県内の感染確認は1206人になった。
県などによると、39人のうち奈良市の30~50代の女性4人は接待を伴う市内の飲食店の従業員。既に陽性となった従業員から感染したとみられる。同じ介護施設を利用した橿原市の80~90代の男女5人や、同じ診療所に勤務する大和郡山市の30~40代の女性3人の感染も判明した。
旭川の複数の病院における大規模クラスター感染。凄まじいですね。医療機関、介護施設でのクラスター感染は、高齢者、感染弱者の感染に直結し、重症者、死者にも強く関連します。重症者が多発する事でも医療を疲弊させますし。医療者が感染すると、ただでさえ足りない医療者が戦線離脱することは勿論、多くの医療関係者の疲弊、燃え尽き、感染を恐れての離脱に繋がります。
どんな感染も止めたいのは確かですが、特に医療、介護系の感染は、何としてでも食い止めたいです。しかし、全国的に医療系、介護系の感染が増えています。
飲食店やGoTo政策に対する時間制限、地域制限はある程度意味があるのでしょうが、医療・介護の時間制限や地域制限は感染を抑制するとは思えません。病院や施設として人の出入りを制限したりするにも限界があります。結局、関係者一人一人が感染に気を付けるのが最大の防御策だと私は思っています。何とか食い止めなければね!!医師会が警告している様に、「師走が正念場」だと思います。ここで踏ん張らないと、一日の新規陽性者が10,000人が見えてきてしまいます。そうなったら、重症者も死者も増えるのは必定です。一人一人の力で防御をする時は終わったなどと言う声も耳にしますが、そんなことはありません。それが全てのベースであることに変わりはありません。全員で努力していきましょう。
それ以外の病気の方々も心配ですね。。。