新型コロナ感染症に対する各種の規制が次々に緩和されています。
規制を緩和し、ウィズコロナの姿勢で社会活動を以前の姿に戻していく事は正しい対応だと思っています。しかし、やみくもに規制を緩和するのではなく、要領よく感染拡大を抑制し、メリットデメリットを考えながら要領良くふるまっていく必要があります。
そのためには、誰もが可能な範囲でコロナウィルスに対する知識を深め、「要領よく感染防護」する策を身に着ける必要があると思っています。
奈良県磯城郡田原本町にある無床診療所である医療法人 坂根医院は、2022年になってから、本日9月8日までに1、024名の新型コロナ陽性患者を診断し、HERSYSで報告しております。内訳は
1月:44人
2月:83人
3月:113人
4月:59人
5月:23人
6月:8人
7月:215人
8月:440人
9月:39人(8日まで)
となっています。(Total:1,024人)
これだけの数の陽性者を診てきたわけですが、坂根医院の関係者、これまで幸いにも陽性者はゼロでした。今後何時までこの幸運が続くかは分かりませんが、これまで大丈夫であったことは、やはり、スタッフ全員の心がけとワクチン接種、そして感染に対する知識の賜物だと私は考えています。
オミクロン株は、感染しても軽症で済むことが多いですが、高齢や、病気、喫煙などで重症化因子を持っていたり、ワクチンを接種していない方は重症化したり後遺症が残る事も多い様です。
先ずは、かからないように心掛けてください。そして掛かっても重症化したり、後遺症が残らない様、可能であればワクチンを接種してください。どうしても嫌だと言われる方で、何らかの重症化因子をお持ちの方は、ラゲブリオ、パキロビッドパックという経口重症化・入院予防薬が存在しています。これらを可及的速やかに服用されることをお勧めします。
ラゲブリオは、入院・重症化を3割、パキロビッドパックは9割阻止できるという素晴らしい効果を持った薬です。ただ、投与に際しての手続きが面倒なので、希望しても投与してくれない医療機関もある様です。(投与できない場合もあります)
そのあたり、しっかりと認識していただいて、自分の希望をしっかり医療者に伝えてください。強く伝えたら、道は開くと信じています。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます