命のカウントダウン(健康余命3605日)

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風邪にフロモックス、メイアクト(抗菌剤)その2

2019-12-05 20:20:43 | 不適切な治療
風邪やインフルエンザに対して抗生物質、抗菌剤を飲むことが、ほとんどの場合無効であり、時に重大な副作用も起りえることは前回述べさせていただきました。
そして、無効な抗菌剤の代表格がフロモックス、メイアクトであることも・・・遠回しには言ったつもりです。この2剤は横綱級ですが、大関クラスにクラリス、クラリシッド、クラビットなどがいます。この大関たちは、横綱よりもよほど有効なことの多い薬でもあって、一概に不要な薬の大関というわけではありません。無駄に使われることも多いですが、正しく使われると、目の覚めるような効果を示してくれる薬でもあります。


これらの薬の類似薬、ジェネリックはあまた存在するので、興味ある方は検索してみてください。

ところで、抗菌剤を使われる理由なのですが
患者の希望とか、よくわからんから、悪化予防などが多いのですね。
要するに出さないより出しといたほうが文句出ないだろぅ
って感じでしょうねぇ
開業医のほうが多分サービスというか患者満足度向上のために投与しているのでしょうねぇ
全体としての投与量は減少傾向にはありますが・・・まだまだ広域抗菌剤の使用が多いですね。

患者さん側からの調査では・・・

フムフム、飲んだほうが安心できますよねぇ
飲んでも、多くの場合は不都合感じませんからねぇ
でも、一旦副作用出たら、命にかかわることもあるのですけれどねぇ
当院の患者さんは分かっておられる方がセレクトされて来ていただいているのかもしれないです。
私、基本的に風邪では抗菌剤出しませんから!!



風邪やインフルエンザなど飲んでも効かないときに飲んでおられることのなんと多い事よ!!(NHKの某番組みたいですね)ボーっと生きてるんじゃねぇよ!!って言わなきゃね!!

効かないのに欲しがられるのですねぇ。困ったものです
ヨーロッパのほうが意識は高そうですが・・・・
抗菌剤の使用量が向こうのほうが多いのが解せませんね!!

理解しにくいところもありますが、ボーッと生きておられない皆さま!!
風邪症状だけで、インフルエンザだけで抗菌剤を服用するのは止めましょう
風邪やインフルエンザの症状がいったん改善したのに再発熱、咳、痰なども増強してきたなどの時、咽頭痛が強く、扁桃が腫れて高熱が出たとき等には、充分量の抗菌剤、抗生物質を必要な日数服用してください。

そして・・・・適正な抗菌剤使用のためには・・・まずは、信頼できる医師をお選びください!!これが何よりの適正な抗菌剤使用の第一歩かもしれませんね!!!

風邪に抗菌剤は効きませんが、周囲の人間の暖かな寄り添いの心はとても効果的なのだそうです。それは、末期がんなどでも同じです。効く薬はなくなっても、寄り添う心は患者さんを確かに援助します。

信頼できる医師と、周囲の暖かな援助、そして十分な栄養を摂取して、部屋の湿度を50%以上に保って、水分もこまめに摂って、体温を高めに保つようにして静養してください。それが「マイシン」よりもよほど効くことは確かです!!!


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