2020年第2週の定点当たり報告数は18.33(患者報告数90,811)となり、前週の定点当たり報告数13.93より増加した。
都道府県別では愛知県(26.12)、佐賀県(25.82)、宮崎県(24.64)、岡山県(24.01)、鹿児島県(23.72)、福岡県(23.51)、群馬県(21.66)、沖縄県(21.59)、千葉県(21.26)、福島県(21.23)、長崎県(20.99)、静岡県(20.72)、山梨県(20.61)、三重県(20.56)、愛媛県(20.49)、福井県(19.89)、秋田県(19.80)、高知県 (19.77)の順となっている。
国内のインフルエンザウイルスの検出状況をみると、直近の5週間(2019年第50週~2020年第2週)ではAH1pdm09(95%)、B型(3%)、AH3亜型(2%)の順であった。
詳細は国立感染症研究所ホームページ(https://www.niid.go.jp/niid/ja/flu-map.html)を参照されたい。
まとめると
2019年末第51週の定点当たり報告数は:21.22 52週の報告数は23.24 なので、2020年第1週:13.93よりは第2週:18.33 増えてはいますが・・・・昨年末を上回っていません。なんだかくすぶっている感じですねぇ。
このまま終わるのか、それともドカンと感染が広がるのか。
当院のインフルエンザ患者さんもこのところ1日3,4人で…増えも減りもしていません
そうそう、今日はB型患者がおひとり出ました。全国的には3%ですから、30人に一人くらいの割合なのでしょうね。今シーズン2人目です。A型は100人くらい見ているように思います。
B型、症状はA型ほど重症ではないですが、それでもしんどいと言われていました。
一昨日行った別の診療所では、「症状が出て12時間経っていないから検査は出来ないと」言われて風邪薬だけ処方されたと憤慨しておられましたが・・・・
症状が出現して12時間経たないと、インフルエンザであっても検査で陰性と出る率が高いのは確かですが・・・
彼は、症状出現後8時間ほど経って受診したらしいです。
検査キットも年々進化していますし、実際に検査をしたら、出る確率は高いのでは?と、思いました。
インフルエンザは、検査しなくてもインフルエンザ濾胞を観察するだけでもかなり高い確率で判断できますし・・・
富士フィルムの下の機械があれば、発症後4時間で分かるとの事です。
ただし、結果が出るまで15分かかるのが難点です。
下の写真は、今日、家に持ち帰って検査した娘の結果です。
インフルエンザではないようです。
奈良県も足踏み状態ですね。昨年末は奈良市などが赤くなっていたのですが・・・
全国レベルでは、今週は金曜日にもう一度 「インフルエンザ流行レベルマップ」が発表されるので楽しみです。
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