PLUS C HOME 泣き笑い日誌 

注文住宅建築活動や私生活で色々学ばせて頂いたことを掲載させて頂きます。

その土地、地盤改良工事が必要では?

2019-07-10 12:26:33 | 日記
大阪では、軟弱地盤のエリアは少なくないです。ある場所では軟弱地盤の為、鋼管杭の施工が必要となり300万円程の追加費用が必要になったこともあります。この地盤改良工事費用は地盤や建築する建物の規模、構造などによって変わってきます。
 前記の300万円の費用は稀なんですが、木造住宅3階建、建延べ面積110㎡ぐらいの規模での地盤改良工事費用は、平均的に50万円~60万円位です。(大阪)もちろん地盤改良工事が必要ない場合もあります。

 そこで地盤改良工事が必要かどうかを専門業者に依頼する必要があります。その時の費用は10万円前後となります。現在の調査方法は、『スウェーデン式サウンディング試験』、『表面波探査法』が主流となっています。ここでの問題は購入を考えている土地の契約前に売主さんに『自己負担で地盤調査をさせて欲しい!』とお願いしてもほとんどのケースで断られてしまいます。

 しかし、リスクを抱えたまま契約する事はおススメできませんので、簡単に自分でできる調査方法お知らせします。

 現地での調査
1、 既存の建物がある場合のその建物の基礎や外壁に大きなひび割れがある。特に基礎が注意です!
2、 前面道路に亀裂やくぼみなどがある。
3、 近隣に川や暗渠がある。
4、 周辺地域の中で低地である。
5、 地名に『川』『沼』『沢』『水』『田』などの水を連想させるものがある。
6、 埋立地
 などの場合は軟弱地盤の可能性は高くなってきます。
 役所での調査では、ハザードマップや水害履歴を役所の防災課で確認することが出来ます。水害が多い場所は地盤が弱いかもしれません。
 地盤調査会社も今までの地盤調査した場所の情報をインターネットで公開しています。
 代表的な会社さんとして『地盤ネット』、『ビィック』は分かりやすく詳しく調べられますので参考になると思います。

 不動産会社さんは、土地のみの仲介ですので相当気が利く営業マンでないと、軟弱地盤の情報を提示してくれることは無いと思います。
  
 では、本日のまとめ
 土地の購入には地盤改良工事費を含めた予算取りをしておきましょう!
 

借り入れ上限額は?

2018-10-30 21:37:06 | 日記
 
 資金計画の話になるとお客様から『私達に銀行はどれぐらい貸してくれるんですか?』と

殆どの方から聞かれます。

自分の借り入れ可能額を正確に理解出来れいる人は少ないと思います。

住宅ローンをいくら借りられるかは『年収』『年齢』『返済期間』

『返済負担率』『その他借り入れ状況』『物件担保』などにより判断されます。

 民間銀行の基準は、一般的に年収に対する返済比率が200万円以上300万円未満は

年収の30%  300万円以上400万円未満は年収の35% 400万円以上は40%です。

銀行によっては色々ですが、概ねこれが標準的な基準です。

現在、変動金利は2.475%ですが、審査する時の金利は、4%前後での返済を基準としています。

この4%の金利は将来上昇するであろう金利を各銀行が予測し、

その金利を審査の基準金利にしています。

この変動金利2.475%ですが、今は各銀行の金利サービスがすごいので契約時には

金利が0.75%前後になる事もあります。

(平成30年8月現在)条件が合えばもっと下がる場合もあります。

分かりやすく例として、各年収と住宅ローン返済期間を同じとすると

年収400万円の方の借り入れ上限額は約3,011万円

年収500万円の方の借り入れ上限額は約3,764万円

年収600万円の方の借り入れ上限額は約4,517万円

年収700万円の方の借り入れ上限額は約5,270万円

となります。

ある地方銀行さんの場合基準が少し優しくなりますので借り入れ上限額が

もう少しアップしていきます。もちろんご夫婦の収入合算も可能です。

色々な銀行に申し込んで一番条件の良い銀行に申し込みたいものなのですが

基本的に4つ目以上の銀行に申し込むのはやめられた方が良いと思います!

銀行からしますとそんなにたくさんの銀行に出しているのは安易に

金利競争させてえようとしている事や、他の銀行で内定が降りない原因が

あるから多くの銀行に申し込んでいるのでは?ととらえられます。

金利は安いに越したことは無いのですがそれ以外のサービスも含めて総合的に判断が必要です。

動画は下記ユーチューブでどうぞ!

https://youtu.be/Ra8zq0rbxl0

木造住宅の耐久性とは?

2018-10-05 16:10:30 | 日記
住宅の耐久性についてお届けいたします!      

動画はこちらから→ https://youtu.be/3x71AwJmeMA

木材は乾燥していることが基本とされ、腐朽菌によって腐ったり、

シロアリに食べられたりして劣化することがありますのでそれを

防ぐために、基礎の高さの規定や、床下の換気、外壁内部の通気、

小屋裏の換気などを設けることが必要となります。

 基礎の高さは、雨の打ち返しやシロアリがのぼりにくい高さは、

地盤から約40㎝以上とされています。最低限の基礎の高さは30㎝

以上必要となります。

 床下の湿気は、木材の腐朽菌を増殖させますのでそれを防ぐため

にも基礎はベタ基礎工法にするか、布基礎の場合は、厚み6㎝以上の

コンクリートを床下に施工する事が必要です。



ベタ基礎とは、基礎の

立上りだけでなく、底板一面が鉄筋コンクリートになっている基礎
です。

家の荷重を底板全体で受け止めて面で支えます。また、地面をコン

クリートで覆うので地面から上がってくる湿気を防ぎ、シロアリも
侵入しにくくなります。

最近は少ないですが、33布基礎とは立ち上がり部分の下にフーチ

ングを施工しているものです。

 床下の換気ですが、最近の住宅のほとんどは基礎パッキンを採用
しています。

基礎パッキンはこの写真のようなものです。





 その基礎パッキンの上に土台となる木があるのですがその木には

シロアリや腐朽菌に強いヒノキやヒバなどの耐久性に強い木を採用

しないといけません。

 防蟻防腐処理については地盤面から1m以下迄を処理している

ところが一般的です。

さらにオプションでホウ酸を使用している建設会社もあります。

このホウ酸処理についてはまたの機会にご紹介します。
 
 外壁材と壁との間に通気層を設けることで壁内で発生する結露を

防ぐことが出来ます。



乾燥した空気が通気層を通して水蒸気を排出してくれますので住宅

全体の木材の乾燥が確保されて耐久性がかなりアップします。

古い民家の木材が腐ることなく長く建ち続けているのは、木材が露し

になっていて雨にぬれてもすぐに乾くからです。

 木造住宅は、木の腐る条件を取り除いていく工夫が大切となります。

土地探しのポイント 

2018-09-02 16:13:40 | 日記
土地探しを始めると『マイホームはこんな感じで建てたい!』と思いが強くなる人は多いと思います。私もそうでした!(笑)
 しかし、土地の購入には、色々なトラブルが隠れていますので注意が必要です!
 例えば『これは安い!』と思って買った土地で、いざ家を建てようとしたら思った以上に色々と費用が必要となり、かえって高くついた!と言う話を聞きます。
 土地が、更地なのか?古家付きなのか?古家付きの場合解体費用はどれぐらい必要なのか?古家の構造によってもこの解体費用はかなり変わってきます!また、リサイクル法により分別しながらの解体なりますのでコストが上がってきてしまっています。
 木造の場合は、坪5万円~7万円ぐらいが相場です。鉄骨造や鉄筋コンクリート造などは、木造の1.5倍~2倍程度が必要となってきます。また、前の道が狭く、重機が入れない場合はさらに割高となります。
 古家にアスベストが含まれている場合の解体は、専門業者に別途依頼する必要があります。そのため土地を購入する場合は、更地にするコストを見込んで表示価格を検討しないといけません!例えば1500万円の古家付きの土地を購入して解体費用が150万円かかったとしますと1650万円がその土地の価格となります。解体費用がいくらかかるか不安になってきますよね!必ず契約前に解体費用の見積もりを取っておきましょう!また、交渉事として更地渡しを契約条件として売主さんと相談するのも一つの手だと思います!
 
 土地のトラブルの中でもライフラインのトラブルが比較的多いように思います。ライフラインとは上下水道、ガスなどの事です。これらは地中に埋設されていて、現地調査ではなかなか分かりません。
 建築業者や不動産業者などに調査してもらい(契約前に)その改善工事費用がどれ位のかかるのか把握しておく必要があります。場合によっては100万円以上アップするケースもあります。
 
 ライフラインの埋設が分かりましたら実際にそれが利用出来、接続が可能か確認しないといけません。公道の場合は、本管の所有者が市区町村である可能性が高いので安心ですが、私道などの場合はその管自体が私設管と呼ばれ、個人所有の埋設管となり、私設管の所有者に承諾を取る必要があります。また、全面道路が私道の場合は、掘削工事の同意書が必要になってきます。この同意書がないと埋設管の掘削工事が出来なくなりますので、必ず公道の本管までの同意書を売主さんに取得してもらう事を条件にしておきましょう!
 公道の場合の埋設配管の工事自体は安心して出来ますが、掘削工事後の公道面の復旧舗装工事が割高になるケースが多いので要注意です!

 本日のまとめ
事前に解体費用の見積もりを取る!
前面道路の上下水道、ガス埋設管の確認
私道の場合は掘削工事同意書の確認