PLUS C HOME 泣き笑い日誌 

注文住宅建築活動や私生活で色々学ばせて頂いたことを掲載させて頂きます。

借り入れ上限額は?

2018-10-30 21:37:06 | 日記
 
 資金計画の話になるとお客様から『私達に銀行はどれぐらい貸してくれるんですか?』と

殆どの方から聞かれます。

自分の借り入れ可能額を正確に理解出来れいる人は少ないと思います。

住宅ローンをいくら借りられるかは『年収』『年齢』『返済期間』

『返済負担率』『その他借り入れ状況』『物件担保』などにより判断されます。

 民間銀行の基準は、一般的に年収に対する返済比率が200万円以上300万円未満は

年収の30%  300万円以上400万円未満は年収の35% 400万円以上は40%です。

銀行によっては色々ですが、概ねこれが標準的な基準です。

現在、変動金利は2.475%ですが、審査する時の金利は、4%前後での返済を基準としています。

この4%の金利は将来上昇するであろう金利を各銀行が予測し、

その金利を審査の基準金利にしています。

この変動金利2.475%ですが、今は各銀行の金利サービスがすごいので契約時には

金利が0.75%前後になる事もあります。

(平成30年8月現在)条件が合えばもっと下がる場合もあります。

分かりやすく例として、各年収と住宅ローン返済期間を同じとすると

年収400万円の方の借り入れ上限額は約3,011万円

年収500万円の方の借り入れ上限額は約3,764万円

年収600万円の方の借り入れ上限額は約4,517万円

年収700万円の方の借り入れ上限額は約5,270万円

となります。

ある地方銀行さんの場合基準が少し優しくなりますので借り入れ上限額が

もう少しアップしていきます。もちろんご夫婦の収入合算も可能です。

色々な銀行に申し込んで一番条件の良い銀行に申し込みたいものなのですが

基本的に4つ目以上の銀行に申し込むのはやめられた方が良いと思います!

銀行からしますとそんなにたくさんの銀行に出しているのは安易に

金利競争させてえようとしている事や、他の銀行で内定が降りない原因が

あるから多くの銀行に申し込んでいるのでは?ととらえられます。

金利は安いに越したことは無いのですがそれ以外のサービスも含めて総合的に判断が必要です。

動画は下記ユーチューブでどうぞ!

https://youtu.be/Ra8zq0rbxl0

木造住宅の耐久性とは?

2018-10-05 16:10:30 | 日記
住宅の耐久性についてお届けいたします!      

動画はこちらから→ https://youtu.be/3x71AwJmeMA

木材は乾燥していることが基本とされ、腐朽菌によって腐ったり、

シロアリに食べられたりして劣化することがありますのでそれを

防ぐために、基礎の高さの規定や、床下の換気、外壁内部の通気、

小屋裏の換気などを設けることが必要となります。

 基礎の高さは、雨の打ち返しやシロアリがのぼりにくい高さは、

地盤から約40㎝以上とされています。最低限の基礎の高さは30㎝

以上必要となります。

 床下の湿気は、木材の腐朽菌を増殖させますのでそれを防ぐため

にも基礎はベタ基礎工法にするか、布基礎の場合は、厚み6㎝以上の

コンクリートを床下に施工する事が必要です。



ベタ基礎とは、基礎の

立上りだけでなく、底板一面が鉄筋コンクリートになっている基礎
です。

家の荷重を底板全体で受け止めて面で支えます。また、地面をコン

クリートで覆うので地面から上がってくる湿気を防ぎ、シロアリも
侵入しにくくなります。

最近は少ないですが、33布基礎とは立ち上がり部分の下にフーチ

ングを施工しているものです。

 床下の換気ですが、最近の住宅のほとんどは基礎パッキンを採用
しています。

基礎パッキンはこの写真のようなものです。





 その基礎パッキンの上に土台となる木があるのですがその木には

シロアリや腐朽菌に強いヒノキやヒバなどの耐久性に強い木を採用

しないといけません。

 防蟻防腐処理については地盤面から1m以下迄を処理している

ところが一般的です。

さらにオプションでホウ酸を使用している建設会社もあります。

このホウ酸処理についてはまたの機会にご紹介します。
 
 外壁材と壁との間に通気層を設けることで壁内で発生する結露を

防ぐことが出来ます。



乾燥した空気が通気層を通して水蒸気を排出してくれますので住宅

全体の木材の乾燥が確保されて耐久性がかなりアップします。

古い民家の木材が腐ることなく長く建ち続けているのは、木材が露し

になっていて雨にぬれてもすぐに乾くからです。

 木造住宅は、木の腐る条件を取り除いていく工夫が大切となります。