まちみちふうけい

間もなく10年目も通過点

No.747 葛城山麓の旅(4)風の森、今年も

2017-05-28 19:20:42 | ふうけい
おはようございます。










今年初めの走り、葛城山麓の旅はとりあえず今回の目的地である風の森へとたどり着きました。もう毎年ここには来ているのですがこんな冬のど真ん中に来たのは今回が初めて、まあどこに行くか迷いながら結局ここに来たわけだから予定外だったと言えばそうなのですが、でもやっぱりこの風景はいつ来ても気持ちを落ち着かせてくれます、特に今回はね・・・。写真を見てお分かりの通りここは何もない所、『襟裳岬』といっしょです、視界いっぱいに広がる田んぼは冬枯れしていて茶色の風景、遠くに見える吉野の山々も所々雪がかぶっているのが見えます。金剛葛城山麓から吹き下してくる風はほとんどなく正月2日にしては結構暖かく感じる、「風の森」と言っても森はないし風もない、地名に不似合いな場所とでも言ったところか。











自分(一人称)がポイントとしているのは鉄塔が立っている所、写真1枚目、2枚目に見えているのがそうです。上の写真にある「風の森」と彫られた道標らしきものが道端に立ち、北に西に南に270度の田園風景、その後ろには葛城の山々、東側は少し小高い丘になっていてそちらへと上って行くと風の森神社がある。民家もポツリポツリと見える、峠と言っても普通に生活している人もいるわけだが近くに商業施設がないので買い物に行くのは大変だろうな、とか余計なことを思ってしまう。風の森なんておとぎ話に出てくるような地名だが森と言えるような所はその神社付近にちょっとしたものがあるくらいで、ここがなぜ風の森と呼ばれているのかについては分からない。ここはと言うことでここはGoogle検索でキーワードを入力すると出てくるのはこればっかり↓↓↓



自分(一人称)はお酒は飲まないし興味もないのだが、「風の森」となるとこちらの方がお馴染みであるらしい、もう地名の由来についてはこだわらないこととしておきましょう。










鉄塔のある場所から東へ進んで行って坂道を下ると国道24号線鴨神交差点へと突き当たる、ここが風の森峠で国道24号線では全区間で一番標高が高い所に当たる。ここにあるのが風の森バス停、しかし周辺にはラブホテルが建っていてあまりいい雰囲気の場所とは言えない。国道に沿うように旧街道が通っていてここからは下り道、その途中にある田んぼにはここに来た時にはもう毎度お馴染みの手作りの案山子が立っていて、何もない風景に楽しい雰囲気を演出してくれている。毎回案山子の顔ぶれは違っているみたいなので、地元の人たちが頑張ってくれているのだろう。

風の森に別れを告げて後は帰路に着くだけ、と行きたいところだがまだ帰るには時間が早すぎる、このまま旧街道を下って御所方面に出るもいいが今回は吉野口へと向かうことに決めた。風の森峠から坂を下り切った所で幅の広いきれいな道が交差している、多分山を切り開いて作った新しい道だろう。この道は前に一度今回とは逆向きで風の森へ向かうために通ったことがあるが、山を越える道なのでその時は自転車で上り切れずに押し歩きで上った、その時の記憶が甦りそうだが、今度は逆向きなので自分のペースを保って坂道へと挑んでいく。と言うことで今回はここまで、この後はさっきも書いた通り、吉野口界隈を通り抜け更に明日香村まで走った記録をお伝えしていこうと思います、と言うことで次回もお付き合いよろしくお願いします。        まちみち