まちみちふうけい

間もなく10年目も通過点

No.1237 奈良の古墳巡り(6)・・・天理市内編、前編

2019-12-09 10:33:06 | 文化財
おはようございます。










奈良の古墳巡りシリーズ、今回は天理市編です、天理と言うと今は宗教都市でお馴染みですが、古くは多くの旅人が行き来した山の辺の道が通っている所、その沿道にはたくさんの古墳があります、行ってみることとしましょう。
まずは、何か緑色のUFOが地上に停まっているように見えるのは自分(一人称)が通っていた小学校の近くにある古墳、周りにポツポツと見えるのはお墓、子供の頃はずっと墓地だと思っていたのですが地図サイトではこれが古墳と記されていました。人のお墓の上にまたお墓を立てるのも何か、何かな~、いいんでしょうかねえ、と思ってしまうが、実は自分(一人称)が住んでいる奈良市大安寺地区にもそんな古墳があり、しかも墓地の入口には鳥居も立っている、いいんでしょうかね~?




















石上神宮の近くにはいくつかの古墳があります、写真1枚目、2枚目、緑のバックに緑の古墳がちょっとわかりにくいですが、ポッカリとした丘が見えている。この辺りは小高い所となっていて、道を下って行くと天理教の詰所が建ち並ぶ所へとたどり着く、天理高校の敷地に隣接するようにあるのが上の地図の中心の印が付いている所にある西山古墳、さすがに高校に入って写真を撮るのは気が引けるので、道を大回りして天理高校の裏手へと至る。小さな寺院がありひとつ小さな古墳の前を過ぎると西山古墳の全貌がはっきりと表れる、新幹線の車体を横から見たような形の古墳は案内板にあるように二重の構造になっていて下が前方後方墳、その上に前方後円墳が乗っかっている構造になっている。上から見た図では鍵穴かのよう、何かのアニメか映画でこんなオープニングってありませんでしたっけ。天理市の中心部に近い所にある古墳は杣之内古墳群に属していて、県道51号線沿いにはなくなってしまったものも含めて多くの古墳が点在している。さて、その後はその県道を進んで西乗鞍古墳へ、西があるなら東もあるはずと思って古墳の横の道を進んで行くと、これも緑をバックにポッカリとした丘が現れる。西の古墳が国史跡に指定されているのに対して東の方は無冠・・・って言い方が正しいのかどうか分からないけど・・・って辺りがちょっと不憫な気もねえ~。















更に県道を進んでJR長柄駅に近い所へ、この辺りは山の辺の道巡りでよく訪れる所で、ここに点在する古墳も大和古墳群として紹介したことがあります。県道51号線にはノムギ古墳とヒエ塚古墳が道を挟むように並び、そこから東へ進むと山の辺の道があり波多子塚古墳、萱生の環濠集落に入ると西山塚古墳、町並の中の狭い道を進んで集落が途切れた辺りに現れる大きな古墳が衾田陵。もうこの辺りは行き慣れた所だしここでも何度もお伝えしたことがありました。山の辺の道は衾田陵の辺りで自転車で進むことができなくなってしまうため、ここで折り返して国道169号線へと下りて行く。もう桜井市は目と鼻の先と言う所まで来ているが、天理市内の古墳は山の辺の道に面した所にまだまだ点在している、あの三角縁神獣鏡の出土で話題になった古墳も、と言うことでその辺りについては次回へと続くとしておきましょう、今回もご覧いただきましてどうもありがとうございました。           まちみち