まちみちふうけい

間もなく10年目も通過点

No.1241 滋賀の旅2019年秋編(2)・・・中主の小寺院と条里の町

2019-12-16 11:00:11 | みち
おはようございます。





















滋賀の旅秋編、JR大津駅から出発して近江大橋を渡り浜街道を草津市、守山市と経由して国道477号線へ、真っ直ぐに伸びる道に長閑な田園風景、左手側にははっきりとした姿の志賀の山脈、右手側には近江富士がぼんやりと見えている。国道は交通量も少なく走りやすい、しばらく進むと幸津川の町並へと差し掛かる、いつもはサラッと通り過ぎる町だが今回はちょっと寄り道してこの町並にある小寺院を巡っている。まずは国道沿いに見える東光寺、山門は道を左へと入った所にありなかなか由緒ありそうな大きなお寺、重厚そうな本堂に優しい笑みをたたえるお地蔵様、まだそれほど高くない位置からの朝の陽射しが眩しく寺院を照らしている。この付近には寺院や神社が多く、この日も祭か何かのイベントがあるようで、町の人の声もあちらこちらから聞こえてきた、あまり旅人に邪魔をされたくない雰囲気を感じてしまったのでここは静かな足取りで離れることにする。国道へと戻るとすぐに町並を抜けて左折右折を繰り返して野洲川に架かる橋を渡る、ここから先はしばらく田園風景が広がり正面からだと朝の陽射しが眩しく突き刺してきて寒さも忘れさせてくれる。










国道477号線は六条中央交差点で左へと曲がり、兵主大社付近へと差し掛かる、神社前の道へと入ると写真1枚目にある看板が目に付いた、そこには「条里の郷」とある。そう言えばさっき通り過ぎた国道477号線にあった交差点は「六条」、この辺りは五条とある、その成り行きについては看板の説明にある通り。そう言えば奈良盆地も条里制をとっていて、国道24号線を通っていると大和郡山IC付近で六条や七条と言う地名を見ることがある。「口分田」と言う言葉は歴史の授業で聞いたことがあるが、現代では当たり前のように国民の義務である納税が、こんな古代からあった政策だったと言うことを歴史から感じ取ることができる様だ。それでは条里の町並とはどんな所なのか、走ってみることに・・・って思ったら小さな寺院があるだけですぐに集落を通り過ぎてしまった。国道477号線へと戻りしばらくは退屈な風景の中を進んで行く、さっき野洲川を渡った時に伊吹山が見えてるな~、と思っていた山がだんだん近づいてきた、伊吹山がこんな近くで大きく見えることはないなあ~、どうやらしょ~もない勘違いをしていたようだ











国道はやがて近江八幡市へと入り、日野川に架かる橋を渡って90度右折する、しばらく進むと近江八幡の市街地へと通じる道が左へと分かれて行くが、国道477号線はそのまま真っ直ぐ進んで行く。前にも書いたがこの国道477号線はちょっと変わっていて、大津市で琵琶湖大橋を渡って守山市に入ってからは、右折左折を何度と繰り返す、地図で見るとちょうど漢字の「乃」の字の様。その字の最後の部分がちょうど今走っている所に当たる感じ、道は国道とは思えないくらいのどこにあるような町中の道で、緩やかなカーブを繰り返しながら近江八幡市の郊外の町並をすり抜けて行く。少し退屈さを感じる風景の中を通り過ぎて県道2号線の十王町交差点・・・そのほんの手前を交差する細い道が朝鮮人街道・・・へとたどり着く、左へと曲がると近江八幡の中心地へ、久しぶりに行ってみたい気持ちもあったが今回はそちらが目的ではないので、相棒君を真っ直ぐ進めて行く。このまま進んで行くとJR篠原駅、次回はここを通り過ぎて更に南へ、今まで行ったことのなかった竜王町へと向かいます、今回もご覧いただきましてどうもありがとうございました。         まちみち