まちみちふうけい

間もなく10年目も通過点

No.1325 備前の旅(7)・・・廃線巡り、旧片上鉄道~その3、吉井川に沿って

2020-05-15 09:32:17 | 旅行記
よろしくお願いします。

















同和鉱業片上鉄道廃線跡巡り、赤磐市の中心部を抜けて山間部へと入り吉井川に沿って南へ向けて進んでいます。写真にある国道374号線に沿う道は自転車道として整備されていて走りやすい、多分当時はここに線路が敷かれていて列車が走っていたのだろう、道端にはキロポストの跡が立っている。山間部に入ると集落もほとんど見当たらない、道は緩やかなカーブを過ぎて次の苦木駅跡へとたどり着く。ホームは国道より一段高い位置にあって駅舎跡はサイクリングの休憩所になっている、しかし周辺の風景を見回しても民家はなく山間の秘境駅と言った感じ、もし今でも列車が走っていたら安田大サーカスの団長の出番になっていたかも知れない。



















苦木駅を過ぎても上の写真にある通り、ずっとこんな調子の風景が続いている、自転車道は整備されていて走りやすいし、途中で手に入れたガイドマップのおかげで駅の場所も迷うことなく見つけることができている。写真4枚目にある看板には備前まで20キロとある、旅の終わりまでの距離が数字として現れた、時間的には夕刻までに日生に着くには十分大丈夫と言ったところか。自転車道は一旦国道を交差して川沿いへと出て、風景が開けて見通しがいい場所へと差し掛かると古い信号が見えてきた。やがて次の備前矢田駅へとたどり着く、この駅が貨物を扱う駅だったとのことで、ホーム跡の向こう側の広場が当時の様子をうかがえるようだった。










地図を見ると吉井川はこの先でぐるりと蛇行している、自転車道もそれに付き合うかのようにしてぐるり、その後再び国道を渡って次の河本駅へとたどり着く・・・と言ってもこの駅にはホームの跡はなく、国道の歩道に赤い看板が立っているだけ、どこにホームがあったのかは分からない。この辺りは山間部の沿線にポツポツと現れる集落のひとつに過ぎない感じだが、ここには登録有形文化財の建物があると言うことでその目的は簡単にクリア、この件に関しては登録有形文化財巡りの項を設けてまたいずれのお送りとしておきましょう。さて、走りの方はますます快調、山あいで寒さはきついものの空はスッキリと晴れている、次回はこの調子でいよいよこの沿線の拠点となる和気の町へと差し掛かって行きます、今回もご覧いただきましてどうもありがとうございました。            まちみち



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