まちみちふうけい

間もなく10年目も通過点

No.1776 吉野川分水・県営曽我川工区(3)

2022-06-14 08:51:06 | 吉野川分水
よろしくお願いします。


















吉野川分水巡りは曽我川工区へと入って、1回目は大淀町にある今木分水工から注がれた用水が兵庫頭首工まで、2回目はその頭首工から分岐された水路のうち西部幹線を追って行きました。前回が西部なら今回は東部なのはもう言わずもがな、次回と2回分を費やしてこの水路を巡って行くこととしましょう。曽我川から頭首工を経て西部幹線と分かれた水路は曽我川の東側を北へと向けて進んで行く、上に置いた地図では青い矢印や四角で示した部分が今回追って行く所、実はこの水路は東部幹線ではなく導水幹線と名付けられている。地図では一本の水路で記されているが、実はこのルートは途中に一般の河川の流れを介して再び専用の水路へと導かれる、今回はその高取川へ合流される手前までを追って行こうと思います。























まあこの巡りではいつも述べているように、見えないものを追っているためにはっきりとした確証がないままで進めて行くのがほとんどです、今回もそんな感じになりそうです。まずは1番目のゾーン、曽我川に沿う県道35号線は高取町から橿原市へと入る手前の所、その県道から一歩外れた道へと入り少し小高くなった所にある集落の中に入ると、多分これがそうだろうと思える水路を見つけた。その水路を追って行こうと思ったが途中で丘の斜面に姿を消して行ってしまった、この続きはどこだろう・・・と後は予測して先を進んで行かなければならない。再び県道35号線へと戻り先を進んで行くと、左手側には佐藤薬品工業の建物が見えてくる、よく薬局の前で見かけるオレンジ色の象さんのお人形さんを思い浮かべるが、あちらは佐藤製薬、名前は似ていても全然違う会社です。ちょっと話が逸れますが、奈良県の薬は割と有名で、昔はうちにも定期的に置き薬・・・詳しくはこちら→「大和の置き薬」・・・の訪問員の人が来てました、子供の頃だったので「薬屋のおっちゃん」と言っていつも薬とちょっとしたおまけを置いていってくれるので、その人が来るのが楽しみでした、たまたまこの前仕事場で置き薬の話が出て、一気に懐かしい思い出がよみがえりました。













さて、吉野川分水巡りは橿原市に入って、県道から外れた山に近い所でいくつかの分水槽を見つけることができます、この辺りはまるで点がひとつの線につながるような感じでした。この水路のルート上にある小学校、中学校には「徳勝龍、祝・幕内優勝」の垂れ幕、ここが徳勝龍関の母校だったと言うことです。2020年初頭は御所実が高校ラグビー準優勝、大相撲では徳勝龍が優勝と奈良県は盛り上がって、その勢いでセンバツも・・・と思っていたら感染症禍のために甲子園は春夏とも中止、何とも悔いが残る年でした。さて、右に左に話が逸れまくりの吉野川分水巡りもそろそろ終盤、近鉄南大阪線の踏切を渡った所にも分水槽があり、ここまでは上の写真にあるように順調に一本の線をつなぐ巡りができました。橿原運動公園に沿う道にはマンホール、その先の南阪奈道の下にも分水槽と調子良く来られた巡りでしたが、最後、用水が注がれる高取川のその場所だけは見つけることができませんでした。今年も田植えの時期になって分水路に水が勢いよく流れる季節となりました、吉野川分水巡りは今年もこれまで見つけきれなかったポイント探しを続けています。一昨年、昨年よりも得た知識を以て、いろいろと見つけて行きたいと思います、今回もご覧いただきましてありがとうございました。・・・・・・・・・・まちみち



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