黄色いアイリングが可愛いコチドリ 2021-04-15 | 野鳥 コチドリはチドリ類の中で最小の鳥で、名前の由来となっています。日本には夏鳥として飛来します。 目の周りに黄色いアイリングがあり目が際立って可愛いです。夏羽は前頭部の額の部分に黒い帯状の斑があります。また首周りのリング状の黒い斑も特徴的です。ピョコピョコと歩いては立ち止まり、餌を食べる姿は可愛いです。餌は水生昆虫やミミズ類を食べたりします。ちなみに酒に酔った人が左右によろめいて歩くことを千鳥足といいますが、これはジグザグに歩くチドリの足運びに由来しています。
婚姻色のダイサギ 2021-04-14 | 野鳥 婚姻色になっているダイサギです。ダイサギには冬鳥の亜種ダイサギと夏鳥あるいは留鳥の亜種チュウダイサギがいますが、この時期に見られるダイサギは亜種チュウダイサギです。肩から背中にかけての繊細な飾り羽がきれいです。繁殖期になると婚姻色といって黄色だったクチバシは黒くなり、目先は青緑色に変化します。つがいになった頃が一番鮮やかになります。ちなみにチュウサギの婚姻色は黄色、コサギはピンク色なので、繁殖期のシラサギは識別が容易です。
アオサギの太もも 2021-04-13 | 野鳥 アオサギが巣に飛び降りるシーンからです。腹尾側からの撮影になります。ふだんあまり見ない方向からのシーンですが、アオサギの太ももからすねにかけての筋肉がよく発達しているのがよくわかります。アオサギは非繁殖期はクチバシも脚も黄色ですが、繁殖期になると婚姻色といってピンク色に変化します。
ユリカモメの飛翔 2021-04-12 | 野鳥 ユリカモメはもうすっかり夏羽に変身していますが、繁殖準備ができているサインです。4月下旬までには繁殖地であるユーラシア大陸北部に移動して日本にはいなくなります。ユリカモメの飛翔シーンです。 夏羽は頭がまるで黒い頭巾を被ったようになり目の周りが白いので、とてもユーモラスな雰囲気があります。また、夏羽になると赤色のクチバシと脚の黒みが増します。カモメ類の中でも小型の部類に属する可愛い鳥です。扇を広げたような白い尾羽もきれいです。
忍び足のダイサギ 2021-04-11 | 野鳥 ダイサギが水辺で採餌しているところです。 歩く時は音を立てないように抜き足差し足忍び足のスローモーションです。細い脚で絶妙なバランスポジションをとっています。首をいっぱいに伸ばして狙いを定めています。餌を採る瞬間だけは素早いです。
今週のジョビオとジョビコ 2021-04-10 | 野鳥 ジョウビタキのオスは愛称でジョビオ、メスはジョビコと呼ばれています。ジョビオとジョビコが公園をよく飛び回っていますが、日本にいる間は非繁殖期のため単独で行動しています。縄張り意識がとても強く、オスメス問わず縄張りに入ってきたものを追い払う習性があります。車のサイドミラーに映った自分の姿を縄張りへの侵入者と勘違いをして威嚇を加えるほどのようです。また、縄張りを主張するときにおじきをしながら鳴く姿も特徴的です。ジョビオです。胸のオレンジ色がよく映えます。時折、地上に降りて採食しては樹上に戻ります。ジョビコです。とても愛らしい姿をしていて、バードウォッチャーには人気があります。
まだ残っているカモたち コガモ 2021-04-09 | 野鳥 カモ類で賑わった池もずいぶん淋しくなりましたが、まだ残っているカモたちがいます。コガモは子ガモではなくて小ガモで、日本で見られるカモ類の中では最小の部類です。またカモ類の中でも比較的に秋の早い時期に日本にやってきます。コガモのオスは目の周りから首の後ろに流れるような濃緑のまが玉模様と体の側面の白い線が特徴的です。コガモのメスは茶色で目立ちにくい地味な羽色をしていますが、地上で巣を作るため外敵から身を守るのに有効です。ペアで仲良く寄り添って泳いでいます。コガモは越冬地である日本でつがいになり、春に北へ旅立って産卵、子育てをして、また日本に帰ってきます。繁殖地に行ってからつがいになるのでは子育てが間に合わないようです。
まだ残っているカモたち ハシビロガモ 2021-04-08 | 野鳥 カモたちで賑わっていた池も北帰行でずいぶん淋しくなりましたが、まだ残っているカモたちがいます。ハシビロガモのオスです。シャベルのような大きなクチバシが特徴的で、とてもユニークな顔立ちです。さまざまな姿勢で羽繕いをしていますが、器用にも翼の裏側も羽繕いをしています。ハシビロガモは水面採餌ガモで、クチバシを水面につけながら進みます。クチバシの内側にはブラシ状の突起物があり、水中のプランクトンなどをこしとって食べています。ちなみに舌も見えます。
カワガラス(3) 2021-04-07 | 野鳥 カワガラスの続きです。水の中に入って採食しては、石の上に上がって羽繕いをしています。 かゆいところを足で掻いているのでしょうか。ちなみに鳥の頭の掻き方には二通りのやり方があって、翼越しに頭を掻く間接法と翼の下側から足を回して頭を掻く直接法があります。カワガラスのようなスズメ目の鳥は間接法によって頭を掻くことが多いようです。
身近な鳥 オオバン 2021-04-06 | 野鳥 オオバンは全身が黒くてずんぐりとした体型の水鳥です。近年は増加傾向にあり留鳥あるいは冬鳥として全国の水辺で見られます。繁殖力も旺盛で年に2回、時には3回繁殖するようです。 額の肉質の部分を額板といい、クチバシとともに白色をしていてよく目立ちますが、この白さがとてもきれいです。顔の部分をズームアップしてみました。赤色の虹彩が特徴的です。潜水して水草を食べたり、陸上に上がって草を食べたりします。
ジョビオとジョビコ 2021-04-05 | 野鳥 ジョウビタキのオスは愛称で「ジョビオ」、メスは「ジョビコ」と呼ばれています。比較的にひらけた場所でよくみかけ、群れることはなく、一羽で縄張りを作って冬を越します。民家の庭にいることも多いのですが、特に鳥に興味がなければ気づくことも少ないです。「ヒッヒッ」と澄んだ声で地鳴きをします。警戒心はさほど強くなく、人と程よい距離を保っていれば、ゆっくり観察させてくれる可愛い鳥です。桜の花とジョビオです。ジョウビタキのジョウは「尉」と書き老人を表していますが、銀白色の頭を老人の白髪に見立てたらしいです。時折、ぴょこんとおじぎをしてから尾羽をふるわせる仕草は可愛らしいです。木の枝から地上に降りては採餌を行います。ジョビコの姿は愛らしくて人気があります。冬鳥なので、もうしばらくするといなくなります。
春の到来を告げる鳥 ヒバリ 2021-04-04 | 野鳥 高い空から聞こえるヒバリのさえずりは春を感じさせてくれます。ヒバリは身近な鳥ですが、実際にその姿を見たことがない人も多いのではないでしょうか。丈の低い草地を好み、平地の草原や河川敷、農耕地などの開けた場所に生息しています。都市部では草地の縮小に伴い減少傾向にある鳥です。胸に褐色の縦斑があり、体の下面は白色です。歩きながら昆虫類を捕食します。メスは冠羽はあまり立てませんが、オスはさえずりや求婚の時、興奮したりすると冠羽が立ちます。以前、アップした写真ですが、さえずりながら空高く舞い上がります。
目が可愛いカワアイサ 2021-04-02 | 野鳥 カワアイサのオスです。頭部は濃い緑色で光沢があり、毛は後ろに撫で付けたような感じです。胸から脇腹にかけて白いので、遠くからでもよく目立ちます。クチバシは赤っぽく、先端がかぎ状に曲がっています。また、クチバシの内側には鋸歯状の突起があり魚を捕らえやすくなっています。黒くてつぶらな目が可愛いです。鵜のように体を水面に沈めた姿勢で泳ぎます。カワアイサのメスです。メスは頭から首にかけては茶色で寝癖のような冠羽があります。オスとメスが一緒にいるところです。時々、水面に浮いた状態で頭だけを水中に入れて魚を探すシュノーケリングのような行動を見せたりもします。
オナガガモ 2021-04-01 | 野鳥 北帰行で、カモたちで賑わった池もだんだん淋しくなってきました。次に会えるのは秋から冬にかけてですが、元気な姿をまた見せて欲しいものです。オナガガモは名前の通り尾羽の長いカモで、オスは首の白い模様が頭のほうまで切れ込んでいるのが特徴です。ふだん気づきにくいですが後頭部にはうっすら緑色に輝く構造色があります。首を伸ばすと他のカモ類に比べて細長くシュッとした印象があります。オナガガモのメスは全体的に褐色でとても地味ですが、その羽模様は地味なりの美しさがあります。オスほどではありませんが尾羽は長いです。逆立ち泳ぎをして水中の植物や種子などを採餌しているところですが、水面採餌ガモに特徴的な姿勢です。