湖のほとりから。

花と空と心模様を写真と詩と文に託して。

色づく街

2017-11-11 21:11:06 | ポエム
♪ 街は色づくのに
逢いたい人はこない♪


昔の歌の一節を
思い出してしまいそうな帰り道


歌えそうだけど
やっぱり
歌の出だしは照れ臭いから
小声から始めてみましょうか。



緑から色づいていく木々は
すこし南の風に揺れて
和製のクリスマスカラーのよう


何も紅葉するのは
恥ずかしくて赤くなるのでもなくて
サヨナラするためでもなくて


我が身を守るため


幾年もの年月を
こうして超えてきたのでしょうね


人の目には
楽しく映っても
本当は
血の涙を流しているのかもしれない


けれど
それさえも


ひとたび
光に照らされたならば
どこからか
称賛の声が聞こえてくるやもしれない


透き通って
輝き始めるから不思議


あ、美しいと
声にだしてみた時に


その木々になりたいと思った瞬間だった













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似合う場所と居たい場所

2017-11-11 08:15:29 | ポエム
似合う色
似合う場所


自分の好きな色が必ずしも
似合うとは限らない


自分のいる場所が
本当に居たい場所とは限らない


馴染んでゆく?


肌に浸透して行くものが
自分に合ってくる場合もしかり


与えられた色と場所で
一生懸命な人がいてもいい


いつか
手のひらに乗せることのできるという


夢を見ながらでもいい
一生懸命に
真摯であろうとする人がいてもいい


人は不完全で
人に教えられてから
ハッと気がつく時があってもいい


自分が似合っていると
思い込んでいるだけだった?


人からのイメージを
自分だと思い込んでいるだけだった?


食べ物によらず


食わず嫌いは人生の喜びを何パーセントか
自ら捨ててしまっているようなもの


一度心を真っ平らにしてみましょう


ちょっと心の扉を開くつもりでね


コンコンとドアを叩いてみたら
それを合図に
開かれていく世界が
きっとあるはずだから



今は
ほんの少し
空を眺めてるだけだけど


いつか
追い風に乗って
あなたのところにも
いける日がくるかもしれないと
思いながら


今日は
やけに雲の流れがはやい












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