それは
いきなり朝のLINEから始まった
『今日、私の仕事場に来れる?』
はぁ、、、いきなりか、、。
半笑いで何事かと尋ねたら
前に話していたブローチが出来上がったから、取りに来てはくれないかと
そんな予測不能の彼女からのLINEだった。
今日の予定、よてい、、、。
注文したブリザーブドフラワーの花材が
午前中に届くようになっていたので
午後からなら動ける。
しかし、
そこはやはり私も主婦である。
ようやくの晴れ間に干した洗濯物
気になって仕方ない。
それじゃぁって
その洗濯物を取り込んでから
夕方、彼女の仕事場に行くことに
約束を取り付けた。
いつものことながら
仕事中は、クールビューティ
凛とした佇まいでのお姿
手を上げて合図を送ると
『そこで待ってろー』とばかりに
奥の方に消えていくお姿
女性とはいえ
私が男性ならきっと目を奪われる
いかんせん
私には予測不能なこの彼女を
恋人にするだけのキャパはない
少し待ってると
『ほら! 持っていけー』
愛想なく手渡してきた割には
顔が思い切り優しい
互いに目で合図する
『あとから、またLINEで』
テレパシーか⁈
そうして
手渡されたもの
数日前にここでも書いたブローチ
私の母が最期まで来ていたパジャマに
付いていたボタンと
処分しきれないまま残した服のボタン
そして
母が一時は大切にもっていたアメジストのブレスレット
解けたまま一つ一つの紫玉を
組み合わせて出来たブローチ
手に取ると
その当時の母が思い出された
あのパジャマを着て微笑んでいる
声が聞こえるようだ
『綺麗なものを作ってもらえたね、
私が欲しいわぁ。よかったなぁ』
実際に
つかっていたものをリメイク
こんなこと
思いもつかなかったこと
普通に
そのまま遺すより
こうして新しい形で
私が使うほうが
何倍も心が豊かになる
作ってくれた彼女の思い
うけとる私の思い
無くしたと思っていた面影と
一緒にいるような思い
有り難くて
ご仏壇に供えて
母にしっかり見せたあと
私の宝石箱に仕舞っておく
取り出してみて
また思い
使ってみて
また、寄り添うのよ
いきなり朝のLINEから始まった
『今日、私の仕事場に来れる?』
はぁ、、、いきなりか、、。
半笑いで何事かと尋ねたら
前に話していたブローチが出来上がったから、取りに来てはくれないかと
そんな予測不能の彼女からのLINEだった。
今日の予定、よてい、、、。
注文したブリザーブドフラワーの花材が
午前中に届くようになっていたので
午後からなら動ける。
しかし、
そこはやはり私も主婦である。
ようやくの晴れ間に干した洗濯物
気になって仕方ない。
それじゃぁって
その洗濯物を取り込んでから
夕方、彼女の仕事場に行くことに
約束を取り付けた。
いつものことながら
仕事中は、クールビューティ
凛とした佇まいでのお姿
手を上げて合図を送ると
『そこで待ってろー』とばかりに
奥の方に消えていくお姿
女性とはいえ
私が男性ならきっと目を奪われる
いかんせん
私には予測不能なこの彼女を
恋人にするだけのキャパはない
少し待ってると
『ほら! 持っていけー』
愛想なく手渡してきた割には
顔が思い切り優しい
互いに目で合図する
『あとから、またLINEで』
テレパシーか⁈
そうして
手渡されたもの
数日前にここでも書いたブローチ
私の母が最期まで来ていたパジャマに
付いていたボタンと
処分しきれないまま残した服のボタン
そして
母が一時は大切にもっていたアメジストのブレスレット
解けたまま一つ一つの紫玉を
組み合わせて出来たブローチ
手に取ると
その当時の母が思い出された
あのパジャマを着て微笑んでいる
声が聞こえるようだ
『綺麗なものを作ってもらえたね、
私が欲しいわぁ。よかったなぁ』
実際に
つかっていたものをリメイク
こんなこと
思いもつかなかったこと
普通に
そのまま遺すより
こうして新しい形で
私が使うほうが
何倍も心が豊かになる
作ってくれた彼女の思い
うけとる私の思い
無くしたと思っていた面影と
一緒にいるような思い
有り難くて
ご仏壇に供えて
母にしっかり見せたあと
私の宝石箱に仕舞っておく
取り出してみて
また思い
使ってみて
また、寄り添うのよ