5年も前に書いたものが
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/42/17/a7d2d2fcc7aa34642440287bba93317f.jpg?1643238948)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1f/db/fefb8da2dca45a5ed5a17fd33eaaaa38.jpg?1643239071)
こことは違うSNSで上がってきた。
思わず吹き出す私w
去年、山口県の孫たちに会いに行った時、孫に、
『バァバは、魔法使いなんだよ』って、やってみせたことがある。
信号機の色が変わる魔法ではなくて(笑)
親指を取り去って、また、くっつける魔法w
5歳の孫を正面に立たせて
『見ててね、、掴んだお父さん指がどうなるか、、、ね』
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/42/17/a7d2d2fcc7aa34642440287bba93317f.jpg?1643238948)
『あ、いたたたたっ、』
わざと大袈裟に痛がって見せてみる。
小さな手を出しそうにしながら
心配顔でじーっと見てる孫。
『あ、バァバのお父さん指、なくなっちゃったー』
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1f/db/fefb8da2dca45a5ed5a17fd33eaaaa38.jpg?1643239071)
『わぁ〜、どうして、どうして。
え〜、そんなことない、血もでてないよ。けど、バァバ痛い?』
『バァバは、大丈夫よ。すぐ、指をくっつけるね』
そうして、また、親指の場所を掴んでから
顔をしかめながら、
『お父さん指、くっついて〜
えいっっ!!!!』
普通の手のひらを目の前で見せて
『ほらね、指がくっ付いた〜』
『バァバは、魔法使いでしょ?』
孫は、
『あ〜、くっついて良かった〜
だけどさ、バァバは、魔法使いじゃない気がするんだけど』
『あら、そう? じゃ、今度、もっと魔法の練習してくるから、見てくれる?』
『うん』
そうして、あの時は別れた。
新幹線のホームでバイバイした後、
寝るまで泣き明かした孫は
次の日から、1人、親指を握っては
『お父さん指をとってしまう魔法』を首をひねりながら、何度も試しているらしいが
いまだ、成功に至ってないらしい。
5年前に書いたものは、たしかに5年前。
しかし、思い馳せれば30数年前の出来事。
未だに変わらないようなことをしてる、私自身を笑ってしまう。
どうせなら、こうなりゃ、孫にとって
『不老不死の魔法使い』に
なってやろうかな、、、。
できうる限り、その時まで。
たんに、かわいい孫に、お金をせびられるバァバではなく、
なんとなく不思議で、へんてこりんな、いつまでも、記憶に残るような。
また、新しい魔法を披露しなきゃ。
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(以下、5年前に書いたもの)
先日、帰省してきた娘との会話で
『小さいころ、お母さんは、本当に魔法使いだと思っていた』と。
なんのことかと聞いてみれば
小さいときのほんの一コマづつを繋ぎ合わせて
思い出すそのシーン達
車にのって赤信号で止まった時
子供達を和ますために
青色に信号を変えてしまう魔法。
『いい?見てて。
前の信号は今、赤よね。
それをお母さんがこれから、青に変えるから』
『ん〜〜ん〜〜、はい、青になぁれ〜♪』
指差すだけで信号は青に変わる。
たったこれだけのこと。
そんな幾たびも遊んだことも
すっかりと忘れてしまっていた。
娘から言われて、そうだったゎねと。
あなた、信じてたの?
うん、めっちゃ信じてた。
大人には
隣の信号を見て
赤になった数秒後に
正面の信号が青になることは周知の事実。
その秒数に合わせて指をさす。
ほらね。
子供達が手を叩いて喜んで。
そんなシーンを忘れていた。
娘に種明かしをして
魔法使いから無罪放免
何気ないシーン
大人は当たり前で
説明もしないで放置したシーン
子供達には
不思議で不思議でたまらなかったシーン
まだ、探せばあるかもしれない。
今となっては
魔法使いを信じた子供達が
今度は、自分達が魔法使いになる番だと
思い描くだけで私はワクワクしてしまう。