湖のほとりから。

花と空と心模様を写真と詩と文に託して。

2つの映画、2つの愛の告白

2019-10-10 20:47:00 | コラム
昼間
家事の途中、台風情報をと
とりあえずテレビのスイッチを入れた

映画『マジソン郡の橋』が放映されていた。

この小説は、何度読んだだろう

最後の十数ページが
小説と映画の差が生じてしまうのが
なんともやるせない。

田舎の主婦 フランチェスカ(Mストリープ)と
マジソン郡の橋を撮りにきたプロのカメラマン ロバートキンケイド(クリントイーストウッド)

家族の留守の四日間の恋の話

そこを去る日
そのときキンケイドは言う
『これは生涯に一度きりの確かな愛だ』
けれど、家族を捨てられないフランチェスカは、彼には着いていけないと言う。
自分の気持ちを抑えたまま別れていく2人。
それぞれの人生を終えた時
2人が選んでいく、同じ場所で散骨して欲しいと言う遺言。


夫や子供のために
命ある限り尽くしたあと
たった四日間の愛のため
その相手に身を捧げたいと書き残した母の手記に複雑ではあるけれど
心打たれ、母の確かな愛の1つを知る子供達

きっと
非難されるような四日間を
残りの人生をかけて
美しいものにしたのだと思う。


大人の愛の告白は
重みを持ちながら
心の奥に秘めてる間に
昇華されて純粋になるのだと思う。



夕方
炊事を片付けしてからの
夕飯の支度時に
WOWOWの映画をスマホで見ながら。

オンデマンドで上がってきていたのは
『春待つ僕ら』
主人公の『みつき』演じる土屋太鳳を取り巻く、バスケ部男子4人の学園ものの映画

いま、注目の俳優 北村匠海くんが
土屋太鳳ちゃんとの恋模様を繰り広げるのだが、、、。

学園ものには
胸がキュンとするような
健気さと、歯がゆさと、まっすぐな瞳がなんとも言えず、
不器用で
自信のなさと未熟さゆえに
相手に好意を寄せるも
愛の告白はまっすぐ

学園ものが好きなのは
そうした歯がゆさなのかしらと。

自分の生きていた時代とは
違っていても
この不器用なほどの告白は
心情がわかるだけに
よりキュンとしてしまう

物語は読めてしまうけれど
フレッシュで
自分も高校生にタイムスリップさせてもらえるような感覚

もし、この頃に戻れたなら、、。

いつも、思ってしまう。



大人の恋と高校生の恋


重みや未熟さは違えども 
愛の告白は
どちらも大変
それぞれの意味において‥


『大変』って言葉は簡単で率直だ!


土屋太鳳ちゃんと北村匠海くんとのユニット TAOTAKが歌う『ANNIVERSARY』

若いっていいなぁって思いながら 







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