湖のほとりから。

花と空と心模様を写真と詩と文に託して。

フォトコンテスト〜空の上で〜

2019-04-25 19:03:00 | ポエム
西から東
雲の流れに乗ってるのかな
飛行機も
随分と到着時刻が早いようだ
 
 
疲れからの眠気は
なんだか心地よくて
 
 
窓からの夕焼けが
空の高い場所にいるせいで
 
長く長く眺められるのは
とても美しい時間を
沢山頂いたような気分になる
 
 
眼下に広がる『ひつじ雲』
 
 
翌朝あたり
雨が降ると言われている
 
 
一緒に東に流れていく途中で
出会ってしまったんだね、私達
 
 
どうしても
青いカントリーマアムにしか
見えないじゃんって
動かない窓に
息が跳ね返ってくるほど
この風景にかじりついてる私は
この空に
恋をしちゃったんだろうね
 
 
いつまでも
青とオレンジの光が続く空の道
 
 
その境界線は
まあるい地球で
どこにいてっも隅っこで
どこにいっても果てになる
 
 
自分の居場所って
自分が立っている位置が
崖っぷちでも
いつだって
中心にもなれるというのに
 
 
私はどこに着地するのだろう
 
 
カントリーマアムみたいな
空の上から
 
 
私はふわりふわりと
恋した気分が続いてく
 
 
この熱い気持ちは
明日あたりの雨に冷やされて
 
 
ああ、
このひつじ雲のジンクスねって
きっと
思い知るのでしょうね
 
 
翌朝
私は失恋を、するのだろう
 
 
 
 
 
 
 

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