湖のほとりから。

花と空と心模様を写真と詩と文に託して。

影絵の街のそのあと

2020-10-30 13:15:57 | コラム
夕暮れ  疲れた足で家路を急ぐ
みんな疲れて心をなくしてるから
瞬く間に街は影絵のように
夕陽に貼り付けられていく
さっき登ったお月様にね
あなたの苦しみや悲しみも
一緒に折り紙みたいに、半分に折りたたんで包んでおいたから
影絵の中の半月のお月様が、空で膨らんでいくときに 全て飲み込んでくれそうよ
だから、大丈夫だってば、心配はいらないよ
じきに、影絵のような人は温かな窓の向こうで、ふっくらとした心を取り戻す
街はまた いつものように夜の一色になれば 夜露に濡れながら キラキラと瞬き出すものよ
毎日は繰り返されていく
けれど、昨日と同じ日にはならない
今日には今日の悲しみがあって、明日には明日の喜びがあるものです
下を向いてちゃ影絵の街の一瞬も見れやしない。面白いよ。
そう思えばマジックなんて、どこにだって見つけられる
そう、3年前に書いたけど、もう同じ風景はない。ここのブログも。











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