今日は知り合いのカフェで
ボサノバのギターの木村純さんと
クロマチックハーモニカの八木のぶおさんとのジョイントライブだった。
前から
八木さんのクロマチックハーモニカを聞きたくて
やっと機会がやってきた。
この方、凄い方で
あの『北の国から』や『積水ハウスのCM』、『日本広告機構』
そして、懐かしい『探偵物語』の主題歌のオープニングを飾ってる方です。
ミスチルの桜井さんが、ライブに呼びたがっても、なかなか叶わず、何年もかけて呼び寄せることのできるような人が、目の前にいるなんて。
昔から
本当は、誰もが何度か聞いたことがあるようなお仕事をされていても、一般には決してお名前は前に出ることは少なかっただけの人。
知る人ぞ知るみたいな。
その方の演奏が聞けるということが
どれだけワクワクのライブだったかと言うことはいうまでもない。
私が、クロマチックハーモニカと言うものの存在を知ったのは
映画『星に願いを』という邦画を見た時に聞いた音だった。
ハーモニカが、主旋律。
独特の深い、響く音。
吉沢悠さん演じる盲目の主人公と
竹内結子さん演じる看護師さんとの恋模様。
盲目なゆえに、ハーモニカを吹くのが楽しみな男性だった。
しかし、神さまのいたずらなのか
事故で、、、。
再び、この世に姿をあらわす主人公。
好きな人(竹内結子)に会いにいく。
そこに流れてくるのが、クロマチックハーモニカの音。
(ウイリアムギャルソンという方が演奏されてます)
温かい音だけれど、どこか哀愁を帯びた音。
私は、それを聞いたとき、泣けて泣けて仕方なかった。
普通のハーモニカではない。
ブルースハープとも違う。
これが、クロマチックハーモニカというものだと知った。
それから、街に溢れるBGMやテレビから流れるハーモニカの音に耳が敏感になっていった。
きっと、それまでは、八木さんが演奏されてきたものを普通に聞いていたのだと思う。
たんなるハーモニカの音という認識だった。
しかし、クロマチックハーモニカの音の深みを知ってしまうと後から後から、
耳が反応してしまう。
手のひらより少し大きいだけのもの。
どこまで、響くのだろうと思ってしまうほど。
聞くところ、ギターにも匹敵するほど、お高いらしい。
今回のライブで、八木さんは、そう言ってお茶目に笑いながら、大切に吹いているんだとおっしゃってました。
目の前、生で聞くクロマチックハーモニカに、酔い、癒され、感動。
どんな言葉を連ねても伝わらないもどかしさを感じつつ、
ふと、思い出したことがあった。
私が小さいとき
うちの亡くなった父が
よくハーモニカを吹いてくれた。
当時の流行歌ばかりだったけれど
伴奏して、歌うように音がして
間合いの音まで入れてくるように
幼いなりに、上手だと思ったほどで、
何度もせがんで吹いてもらったことがあった。
もしかしたら
クロマチックハーモニカほどではなく
ハーモニカの音自体が
私の幼いときに刷り込まれた音なのかもしれない。
切なくて
あたたかくて
そして、懐かしい音。
今日、穏やかな日になりました。
同時に
どこか切ないような、哀しいような
だけど、ポッと『灯』の在り処を知ったような。
帰りに見た西の空。
夕陽は、もう落ちていたけれど
茜色の広がる空に
何故か
『私も一生懸命生きていこう』と思いながら
湖に沿った道を家へと向かっていた。



ボサノバのギターの木村純さんと
クロマチックハーモニカの八木のぶおさんとのジョイントライブだった。
前から
八木さんのクロマチックハーモニカを聞きたくて
やっと機会がやってきた。
この方、凄い方で
あの『北の国から』や『積水ハウスのCM』、『日本広告機構』
そして、懐かしい『探偵物語』の主題歌のオープニングを飾ってる方です。
ミスチルの桜井さんが、ライブに呼びたがっても、なかなか叶わず、何年もかけて呼び寄せることのできるような人が、目の前にいるなんて。
昔から
本当は、誰もが何度か聞いたことがあるようなお仕事をされていても、一般には決してお名前は前に出ることは少なかっただけの人。
知る人ぞ知るみたいな。
その方の演奏が聞けるということが
どれだけワクワクのライブだったかと言うことはいうまでもない。
私が、クロマチックハーモニカと言うものの存在を知ったのは
映画『星に願いを』という邦画を見た時に聞いた音だった。
ハーモニカが、主旋律。
独特の深い、響く音。
吉沢悠さん演じる盲目の主人公と
竹内結子さん演じる看護師さんとの恋模様。
盲目なゆえに、ハーモニカを吹くのが楽しみな男性だった。
しかし、神さまのいたずらなのか
事故で、、、。
再び、この世に姿をあらわす主人公。
好きな人(竹内結子)に会いにいく。
そこに流れてくるのが、クロマチックハーモニカの音。
(ウイリアムギャルソンという方が演奏されてます)
温かい音だけれど、どこか哀愁を帯びた音。
私は、それを聞いたとき、泣けて泣けて仕方なかった。
普通のハーモニカではない。
ブルースハープとも違う。
これが、クロマチックハーモニカというものだと知った。
それから、街に溢れるBGMやテレビから流れるハーモニカの音に耳が敏感になっていった。
きっと、それまでは、八木さんが演奏されてきたものを普通に聞いていたのだと思う。
たんなるハーモニカの音という認識だった。
しかし、クロマチックハーモニカの音の深みを知ってしまうと後から後から、
耳が反応してしまう。
手のひらより少し大きいだけのもの。
どこまで、響くのだろうと思ってしまうほど。
聞くところ、ギターにも匹敵するほど、お高いらしい。
今回のライブで、八木さんは、そう言ってお茶目に笑いながら、大切に吹いているんだとおっしゃってました。
目の前、生で聞くクロマチックハーモニカに、酔い、癒され、感動。
どんな言葉を連ねても伝わらないもどかしさを感じつつ、
ふと、思い出したことがあった。
私が小さいとき
うちの亡くなった父が
よくハーモニカを吹いてくれた。
当時の流行歌ばかりだったけれど
伴奏して、歌うように音がして
間合いの音まで入れてくるように
幼いなりに、上手だと思ったほどで、
何度もせがんで吹いてもらったことがあった。
もしかしたら
クロマチックハーモニカほどではなく
ハーモニカの音自体が
私の幼いときに刷り込まれた音なのかもしれない。
切なくて
あたたかくて
そして、懐かしい音。
今日、穏やかな日になりました。
同時に
どこか切ないような、哀しいような
だけど、ポッと『灯』の在り処を知ったような。
帰りに見た西の空。
夕陽は、もう落ちていたけれど
茜色の広がる空に
何故か
『私も一生懸命生きていこう』と思いながら
湖に沿った道を家へと向かっていた。


