蜘蛛の糸

この糸は何処に繋がっているのだろう・・・。
酒の肴の代わりに書いている酔いどれブログです。
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陽だまりの彼女

2013-04-11 20:03:10 | Weblog
タバコやめたは良いけど酒量が増えた気がします



え~っと、本です。以前から本屋さんに行くと『人気平置きコーナー』に置いてあったのだけれどもオビの宣伝文句に
「女子が男子に読んで欲しい恋愛小説No.1」  などと書かれており
女子とか男子と言う言い回しが気にイラナイ上に何か命令されてる感があって避けていたのだが。。。
その日に限って読みたいと思う本が見つからなかったのでレジに持って行った。。。。。

陽だまりの彼女   越谷オサム 

陽だまりの彼女 (新潮文庫)
越谷 オサム
新潮社


「あらすじ」ですが今回も背表紙を参考に・・・。
幼馴染み『真緒』と十年ぶりに営業先で再会したした『浩介』。
かつて「学年有数のバカ」と呼ばれ冴えないイジメられっ子だった彼女は、モテ系の出来る女へと驚異の大変身を遂げていた。
しかし真緒は浩介には計り知れない過去を抱えているようで・・・。
その秘密を知った時、恋は前代未聞のハッピーエンドへと走り始める。
誰かを好きになる素敵な瞬間と同じくらい切なさも全てつまった完全無欠の恋愛小説。


結果を先に言ってしまうと今年読んだ本の中で1番良かった。 最初の10ページ程度読んだだけで良作を予感させるです。
一応、6章に別れていて1~5までは幼い時の記憶が無いと言った秘密が明かされる以外取り立ててドラマティックな話は無いのだが
「恋愛アルアル」を散りばめながらのイチャイチャ話はベタ甘でも自己投影しやすいのだろう、、
スイスイ読めます。主人公『浩介』も取り立てて特別な人物で無いのがイイ♪

最後の6章目は『えっ!?それって禁じ手じゃなかったの??』という展開をしますが、1~5章までがあまりに良いので許されますw
すごく自然体のお話です。奇をてらうとかも無いし嫌味な感じも無い。
未だ読んでない方居たら是非是非、お薦めの1冊です。 (表紙の絵も読み進むに連れてイメージの真緒に見える不思議)

最後に・・・。最後の『真緒、お前金魚のブライアン食ったろ』は名言だった~w



追伸 今年は読んだ本を全て記事に残そうとしてるので他に最近読んだ本を2冊程簡単に・・・・。

腕貫探偵  西澤保彦
腕貫探偵 (実業之日本社文庫)
西澤 保彦
実業之日本社

登場人物の苗字が珍名過ぎて覚えられず物語に集中出来ない・・・・。 


バイバイ、ブラックバード  伊坂幸太郎 
バイバイ、ブラックバード (双葉文庫)
伊坂 幸太郎
双葉社

読んでいて安心感があるです。 ただ、何の為に5人の女性のエピソードを出しての6章目のエンディングなのか謎。私的にはイマイチだったかな? 
文庫版だけなのか解りませんが・・・。「伊坂幸太郎ロングインタビュー」載ってるです。これ読むだけでも文庫本の値段分の価値はあるんだけどね~。
コメント
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