大陸旅遊倶楽部的日記

三国志・水滸伝・史記の旅と中国茶のほかモロモロ…

万年寺

2020年11月02日 | 中国の旅

ロープウェイを下りて少し行くと、道沿いに売店
向かって右に上り階段、左に下り階段が現れる。

右側、階段を登ると万年寺らしい。

万年寺山門まではかなり長い階段を登る。
…ロープウェイで楽して来たから元気だけど。

▼万年寺山門

▼万年寺山門の扁額

山門を入って階段を上がると弥勒宝殿。

万年寺は峨眉山八大寺院の一つで
漢代の薬草採りの蒲公が仏を拝んでいた処が
その始まりと伝えられている。
寺の創建は東晋の隆安五年(401)で当時の名は
普賢寺といったそうだ。
唐代は白水寺、宋代は白水普賢寺と
修復される毎に改称されて、
明代には神宗賜額の「聖寿万年寺」から
万年寺になった。

▼弥勒宝殿

元は七重の殿宇がある広大な伽藍群だったが
興廃を繰り返し、1946年の大火で明代の無梁磚殿を
残して焼失。
現存の二重の殿宇は1954年に再建されたもので、
山門、弥勒宝殿、観音殿、般若堂、毘盧殿、無梁磚殿、
峨峨宝殿、大雄宝殿、鐘鼓楼、行願殿がある。

▼弥勒宝殿内の弥勒さま

▼無梁磚殿の参道には象が並んでる

1946年の大火で焼け残った無梁磚殿。

▼無梁磚殿

無梁磚殿内には、普賢菩薩像が安置されている。
高さ7.4m。宋代の事、四川の官吏が峨眉山に
普賢菩薩が姿を現していると何度も上奏した為
信仰厚かった皇帝が、白象に乗った普賢菩薩像を
鋳造するよう命じたそうだ。

▼無梁磚殿内の普賢菩薩