大陸旅遊倶楽部的日記

三国志・水滸伝・史記の旅と中国茶のほかモロモロ…

磨崖石刻

2020年11月10日 | 中国の旅

清音閣の脇を黒龍江に沿って一線天方面へ
10分ほど行くと磨崖がある。

黒龍江は黒水の上流。
名前とは違って流れる水は少ない。
春夏は水量が増えるのかな?

磨崖には唐の太宗(李世民)や
清の康熙帝(こうきてい)の彫像が有る。

▼唐太宗

李世民は秦王の頃に成都に巡察に来た折
峨眉山で李氏の先祖という
老子(李耳)を祀ったらしい。

清の康熙帝は峨眉山の寺院を手厚く保護した。

▼康熙帝

磨崖から黒竜江の更に上流
洪椿橋方面に10分ほど歩いてみる。
凶暴なチベットモンキーを見に行こうと
思ったのだが、まだまだ遠そうな感じ。

そろそろお昼になろうかという時間なので
どうしようか考えていると、生ぬるい風が吹いてきた。
中国文学ではトラの出る前触れだ(笑)。
見上げると、雲の隙間にあった青空も
見えなくなり、雨でも降りそうな黒雲が湧いてきた。
凶暴猿はあきらめて下山、下山。
早く成都に戻り、伊勢丹に和幸のとんかつを
食べに行こう!!