清音閣に戻ってバス乗り場の有る
五顕崗(ごけんこう)方面へ。
途中、白蛇と青蛇が闘ったという
闘龍壩(とうりゅうは)があった。
…ただの河原だけど。
川劇の白蛇伝では、
白蛇が峨眉山を下る途中、青蛇に見初められ
青蛇は白蛇を我がものにせんと
戦いを挑んだがあえなく返り討ちにされて
その子分になった。
闘龍壩の先には良寛さんの碑が有る。
「娥眉山下橋」と刻まれた柱が浜に流れ着き
それを見た良寛さんが峨眉山と李白の詩に
思いを馳せて七言絶句を詠んだ。
そんなこともあって、日中友好で
良寛さんの碑が建っているらしい。
▼橋の欄干の猿
ものすごく愛嬌の有る石猿が欄干に乗っている橋を
石猿を眺めながら渡ると、
そこは金亀壩(きんきは)。
伝説によると、金亀壩ではその昔
金色の亀石が掘り出されたとか。
この辺りの売店では、猿除けの棒が売っている。
凶暴猿が出てきたらこれで撃退しろと言う(笑)。
ダム沿いを歩いていると、五顕崗方面から
一人旅らしい若者が歩いてきた。
ここ数年、一人旅の中国人も見かけるようになった。
…この先、どのくらいかかる?
この先の観光地点は清音閣周辺だ。
山道を一人で歩いてきて心細くなったのか、
それとも歩き疲れたのか(笑)。
次までだいたい20分位かな、
と時計を見ながら答えると、
まだそんなに有るのか…。
そんなやりとりを3人の一人旅らしき青年と
交わした後、五顕崗に到着。
五顕崗のバス停で
丁度停まっていたバスに乗り込む。
12:30発と言うことで10分待機。