一度立ち直ったかに見えた息子がまた昼夜逆転を始めたのは、
前回と同様「友達の通る時間に起きていたくない、友達から逃避したい」
という気持ちが作用していたような気がします。
というのは、その前に友達とトラブルがあったからですが、それはまた今度書きます。
「俺、これから昼夜逆転する。高校に入ったら戻すから」
中三のある日自分でそう宣言して、結局高二が終わろうとしている今も完全には戻っていません。
心を閉ざしていた息子との関係が少し好転した頃、
「高校に入ったら昼間起きるんじゃなかったの」
とからかうと、
「お母さんがお酒をやめられないのと同じで俺も昼間は起きられないんだよ」
と返されました。何でも母のせいにしたがる息子です。
結局、高校にはほとんど通っていません。
もちろん昼夜逆転のせいばかりではなく、学校という集団自体がダメなのかもしれませんが。
「高校に入ったら戻す」とか条件をつけるのは、
そうしないと親が受け入れないと思うからでしょうか。
それとも、自分では本当にできると思っているのか……。
息子が三歳の時だったか、ある日突然「僕、今日からおねしょしない」と言い出したことがありました。
前日まで盛大におねしょしていたので、(まさか)と思っていたのですが、
本当にその日からぴたりとおねしょが止まったのです。
(なんという意志の強い子だろう)と、その時は尊敬したのですが、
小学一年生のプール開きの日からおねしょが再開し、三年生からホルモン治療をしてやっと直りました。
まるで今日の息子の姿を予言するかのようなエピソードです。
できないことを無理にやって、結局こじらすみたいな……。
学校も、今思えば最初から苦手だったのでしょう。
「お母さんは家にいられて、いいな」
などと出がけに言ったことがあります。
「お母さんだって、子供の頃は学校に行ったよ」
と言って送り出しましたが。
夏休み明けに学校を休み、「夏休みの宿題が終わったら登校する」と言っていた時も、
息子はまったくスピードを無視してバカ丁寧にノートを埋めていました。
「何でもいいから一日一ページ勉強」という宿題だったのに、
「丸写しは怒られるから……」
などと言って、わざわざ理科の実験までしています。
夏休みの終わり頃、一歳上の姉が心配していろいろアドバイスしました。
「私なら美術の宿題を後回しにするよ。絵は美術の最初の授業で出せばいいんだから」
何を言われても息子は要領の悪い自分のやり方に固執しました。
まるで宿題を終わらすのを恐れているかのようでした。
前回と同様「友達の通る時間に起きていたくない、友達から逃避したい」
という気持ちが作用していたような気がします。
というのは、その前に友達とトラブルがあったからですが、それはまた今度書きます。
「俺、これから昼夜逆転する。高校に入ったら戻すから」
中三のある日自分でそう宣言して、結局高二が終わろうとしている今も完全には戻っていません。
心を閉ざしていた息子との関係が少し好転した頃、
「高校に入ったら昼間起きるんじゃなかったの」
とからかうと、
「お母さんがお酒をやめられないのと同じで俺も昼間は起きられないんだよ」
と返されました。何でも母のせいにしたがる息子です。
結局、高校にはほとんど通っていません。
もちろん昼夜逆転のせいばかりではなく、学校という集団自体がダメなのかもしれませんが。
「高校に入ったら戻す」とか条件をつけるのは、
そうしないと親が受け入れないと思うからでしょうか。
それとも、自分では本当にできると思っているのか……。
息子が三歳の時だったか、ある日突然「僕、今日からおねしょしない」と言い出したことがありました。
前日まで盛大におねしょしていたので、(まさか)と思っていたのですが、
本当にその日からぴたりとおねしょが止まったのです。
(なんという意志の強い子だろう)と、その時は尊敬したのですが、
小学一年生のプール開きの日からおねしょが再開し、三年生からホルモン治療をしてやっと直りました。
まるで今日の息子の姿を予言するかのようなエピソードです。
できないことを無理にやって、結局こじらすみたいな……。
学校も、今思えば最初から苦手だったのでしょう。
「お母さんは家にいられて、いいな」
などと出がけに言ったことがあります。
「お母さんだって、子供の頃は学校に行ったよ」
と言って送り出しましたが。
夏休み明けに学校を休み、「夏休みの宿題が終わったら登校する」と言っていた時も、
息子はまったくスピードを無視してバカ丁寧にノートを埋めていました。
「何でもいいから一日一ページ勉強」という宿題だったのに、
「丸写しは怒られるから……」
などと言って、わざわざ理科の実験までしています。
夏休みの終わり頃、一歳上の姉が心配していろいろアドバイスしました。
「私なら美術の宿題を後回しにするよ。絵は美術の最初の授業で出せばいいんだから」
何を言われても息子は要領の悪い自分のやり方に固執しました。
まるで宿題を終わらすのを恐れているかのようでした。